映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』ジャパンプレミア&完成記念花火点火セレモニーが9日、東京都内で行われ、広瀬すず、菅田将暉、宮野真守、大根仁(脚本)、川村元気(企画・プロデュース)が出席した。
岩井俊二監督の傑作ドラマが原作の本作は、花火大会当日のとある海辺の町を舞台に、中学生のなずな(広瀬)と彼女に思いを寄せるクラスメイトの典道(菅田)の繰り返される夏の一日を描いた、ファンタジック・ラブストーリー。
菅田は「今日、すごい緊張してるんです」と正直な思いを吐露すると、「アニメーションの声優という初めてのチャレンジだったし、自分の中の12歳の頃を思い出しながらやったことがちゃんと伝わるかな…と珍しく舞台あいさつで、ちゃんと映画のことを考えています」と照れ笑いしながらあいさつ。
また、なずなを「とにかく可愛い。そしてかなりエロい」と観客に引かれながらも主張すると、プールのシーンでの水着姿のなずなを挙げ、「髪を全部(スイムキャップの中に)入れてるこのモコモコ感とか(もエロイ)」。そのマニアックなフェチに、宮野が「過去に何かあった感じがする…」と疑惑の目を向けると、菅田は「ほんと?捕まってなくて良かった」と特に否定することもなく安堵の表情を見せ、会場の笑いを誘った。
そんななずなを演じた広瀬は、「芸術的で、今までに見たことがないアニメーション映画」と自信をのぞかせると、「なずなの“色っぽい”という言葉だけでは表現しきれない、大人っぽくもあり、少女っぽくもある気持ちと空気をみなさん一緒に吸ってほしい」と呼び掛けた。
セレモニーでは、イルミネーションで花火を再現する光の花火と、約300発の本物の仕掛け花火が共演するスペシャルプログラムが披露され、菅田は「すぐもう1回見たい!」と大興奮。広瀬も「こんな真下から見たことがなかった」と都会の真ん中での打ち上げ花火に感激した。
映画は8月18日より全国公開。