中条あやみ、演技での“新人賞”に感涙 海外進出も視野「イッツ・マイ・ドリーム」

2017年2月16日 / 17:38

涙ながらに受賞の喜びを語った中条あやみ

 「第71回毎日映画コンクール 表彰式」が15日、神奈川県川崎市で行われ、映画『セトウツミ』の演技で「スポニチグランプリ新人賞」に選ばれた中条あやみが登壇した。

 受賞の盾を手に、中条は「今月20歳になったのですが、この場を借りて、まずはお父さんとお母さんにありがとうと言わせていただきたい」と喜びのスピーチ。

 撮影は、地元である大阪で行われたといい「毎朝、実家から撮影現場に通っていたのですが…」と声を詰まらせると、「監督、キャスト、皆さまのおかげでここに立たせていただけていると思います。演技でもらう初めての新人賞を、大好きな愛着のある『セトウツミ』で取らせていただけたこと、すごく光栄に思います」と涙ながらに感謝。「これからもどんどん、どんな映画にも愛着を持って一つひとつ丁寧に演じられるように、日々感謝の気持ちを忘れず頑張っていきたいと思います」と言葉に力を込めた。

 会場には祝福にメガホンを取った大森立嗣監督も駆け付けた。中条をキャスティングした理由を問われた大森監督は「会った瞬間に、何だろう…。すごいな。きれいだなと(思って)」と一瞬にしてその魅力に引き込まれたことを告白。「ただ性格が割とこう見えてざっくばらん。だからギャップが激しいですね」と中条の素顔の魅力も笑顔で明かした。

 司会の生島ヒロシから、関西弁であいさつを求められた中条は「ほんまに監督、ありがとうございます」とニッコリ。今後について、大森監督が「小さく収まらずに大きく育ってほしい。海外とかアメリカにも行ってほしい」とエールを送ると、「イッツ・マイ・ドリーム(私の夢です)」と英語で応じ、会場を盛り上げた。

 授賞式後の囲み取材で、改めて世界進出への意欲を問われた中条は「本当にそれは大きな、大きな夢…。いろんな国の方とお仕事をするのは楽しいと思うので、日本でも世界でも見てもらえるような女優さんになりたいです」と熱い思いを吐露。父親がイギリス人ということに触れ「多国籍の中で育ったこともあるので、日本の良いところを世界に届けたいし、世界の良いところも日本に持って帰れたら」と目を輝かせていた。

(左から)市川実日子、本木雅弘、松原智恵子、片渕須直監督、のん、筒井真理子、香川照之

(左から)市川実日子、本木雅弘、松原智恵子、片渕須直監督、のん、筒井真理子、香川照之

 「第71回 毎日映画コンクール」主な受賞作品・受賞者は以下の通り。
【作品部門】
 日本映画大賞:『シン・ゴジラ』
 日本映画優秀賞 :『この世界の片隅に』
 外国映画ベストワン賞:『ハドソン川の奇跡』
【監督賞・脚本賞】
 監督賞:西川美和『永い言い訳』
 脚本賞:向井康介『聖の青春』
【俳優部門】
 男優主演賞:本木雅弘 『永い言い訳』
 女優主演賞:筒井真理子『淵に立つ』
 男優助演賞:香川照之『クリーピー 偽りの隣人』
 女優助演賞:市川実日子 『シン・ゴジラ』
  スポニチグランプリ新人賞:毎熊克哉 『ケンとカズ』
 スポニチグランプリ新人賞:中条あやみ 『セトウツミ』
 田中絹代賞:松原智恵子
【アニメ部門】
 アニメーション映画賞:『君の名は。』
 大藤信郎賞:『この世界の片隅に』
【TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞】
 日本映画部門:『君の名は。』
 外国映画部門:『ズートピア』


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