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受賞の喜びを語った新海誠監督.jpg
「第71回毎日映画コンクール 表彰式」が15日、神奈川県川崎市で行われ、アニメーション映画賞と映画ファン賞をW受賞した『君の名は。』の新海誠監督が登壇した。
興収240億円を突破し、国内の歴代興行収入では4位のメガヒットを記録した本作だが、新海監督は、「たくさんのスタッフを代表して今日はこの場に立たせていただいております」と謙虚にあいさつ。
実は12年前の『雲のむこう、約束の場所』でも「アニメーション映画賞」を受賞しており、「あの時、なぜ自分がこんなに大きな賞を頂けるのかと…。もしかして、先はまだまだだけれども“これからも頑張ってこの賞にふさわしい映画を作りなさい”と賞に背中を押していただけたのかなと思ったことを覚えています」と振り返り、「12年前にこの栄誉ある賞を頂けたことが、(自分の)進む道を照らしてくださったのだと思います」と感謝の言葉を口にした。
また、これほどまでに観客に支持された理由については「分からないですけど…」とした上で「世の中には映画館に行くよりも楽しいことがたくさんある。例えばSNSやライン。スマホで誰かとコミュニケーションを取ること自体がすごく楽しいじゃないですか」と新海監督。「僕は映画を作っている時に“コミュニケーションそのもの”になる映画を作りたいという気持ちがずっとあったんです。ラインに負けないような…。いわゆるSNSに勝てなくても、『映画を見に行ったよ』ということ自体が彼らのSNSの上でネタになるような、そんな映画を作りたいという気持ちがあって。なので退屈させる隙のない、若い観客がスマホを見る暇のないような映画を作りたかったんです」と吐露し、「そういうところが何か(観客に)響いたのかなと思います」と分析した。
次回作への期待も大きいが、新海監督は「どんなに急いでやっても3年に1本。2019年が目標です」ときっぱり。
今回のメガヒットを受け「周囲からは『次が大変だね…』とそのことばかり言われてしまうんですが、今回は狙ってやったことではない。次回にヒットを狙ってやってもそれは難しいと思うんです」と冷静にコメント。一方で、制作意欲は旺盛で「今、観客が見たいものがどういう映画なのかというのは、きっと観客の中にも答えはない。ただ見終わった後なら“これが見たかったんだ”と分かると思うんですよ。なので、みんながまだ言葉に出来ていない“何か”を何とか探れないかと思っていろんな方向を見ています」と現在も模索していることを明かした。
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