エンターテインメント・ウェブマガジン
男優主演賞を受賞した本木雅弘
「第71回毎日映画コンクール 表彰式」が15日、神奈川県川崎市で行われ、『永い言い訳』の演技で男優主演賞に輝いた本木雅弘が登壇した。
『中国の鳥人』(1998年)に続き2度目の「男優主演賞」受賞となった本木は「大変光栄です」と喜びのスピーチ。今回演じた役を「自分のダメさを自覚していながらなかなか変われない人間」と紹介した上で、「撮影現場では、監督の伝えたいニュアンスは分かるんだけど、なかなかその表現に到達しない自分に苦しみました」と告白。改めて「数では割り切れない、感情というものに向き合っていくこの役者という仕事がいかに難しいか、実感した作品の一つでございます」と率直な思いを語った。
また「正直言って、主役としての出来栄えは『聖の青春』の松山ケンイチくんの方が上だったと思う」と本音も漏らした本木。それでも「映画のなせる技。監督の力という意味合いで、組み合わせの妙があったと思う」と「監督賞」を受賞した西川美和監督の功績をたたえた。
男優助演賞を受賞した香川照之とは同じ51歳。本木は「一緒に表彰式に立てたことがうれしい」と喜びつつ、「この歳になって、表には見えてないものの、私も人生のいかんともし難さというのはそれなりに経験し始めております」と吐露。「この先も、身から出たサビをも自分の持ち味の一つとして出していけるような、そんな役者を目指していきたいと思います」と気持ちを新たにした。
女優主演賞は、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した『淵に立つ』(深田晃司監督)の筒井真理子。

女優主演賞を受賞した筒井真理子
筒井は「心から光栄に思います。最近、周囲に褒められることが増えて、こそばゆいのですが、何でこんなにこそばゆいんだろうと思って、何かを受賞した経験をさかのぼってみました。そしたら小学校1~2年の時に、キタキツネの絵を描いて金賞を頂いて以来…半世紀がたっていました」と笑わせ、「本当に、役者をやっていてこんなにうれしいこと、励みになることがあるんだなと思いました」と喜びを口にした。
ドラマ2025年11月26日
齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む
ドラマ2025年11月26日
夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当た … 続きを読む
ドラマ2025年11月26日
「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第6話が、25日に放送された。 本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む
ドラマ2025年11月25日
及川光博が主演するドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)の第7話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、心優しきゲイ・波多野玄一(及川)と、彼が出会ったクールなゲイの青年・作田索(手越祐也)、トーヨコ中学生の楠ほ … 続きを読む
ドラマ2025年11月25日
「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、24日に放送された。 本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草なぎ剛)が、遺品整理会社の仲間たちと … 続きを読む