本木雅弘「松山ケンイチくんの方が上だった」 “男優主演賞”受賞も自分の演技には満足できず

2017年2月16日 / 07:30

 「第71回毎日映画コンクール 表彰式」が15日、神奈川県川崎市で行われ、『永い言い訳』の演技で男優主演賞に輝いた本木雅弘が登壇した。

 『中国の鳥人』(1998年)に続き2度目の「男優主演賞」受賞となった本木は「大変光栄です」と喜びのスピーチ。今回演じた役を「自分のダメさを自覚していながらなかなか変われない人間」と紹介した上で、「撮影現場では、監督の伝えたいニュアンスは分かるんだけど、なかなかその表現に到達しない自分に苦しみました」と告白。改めて「数では割り切れない、感情というものに向き合っていくこの役者という仕事がいかに難しいか、実感した作品の一つでございます」と率直な思いを語った。

 また「正直言って、主役としての出来栄えは『聖の青春』の松山ケンイチくんの方が上だったと思う」と本音も漏らした本木。それでも「映画のなせる技。監督の力という意味合いで、組み合わせの妙があったと思う」と「監督賞」を受賞した西川美和監督の功績をたたえた。

 男優助演賞を受賞した香川照之とは同じ51歳。本木は「一緒に表彰式に立てたことがうれしい」と喜びつつ、「この歳になって、表には見えてないものの、私も人生のいかんともし難さというのはそれなりに経験し始めております」と吐露。「この先も、身から出たサビをも自分の持ち味の一つとして出していけるような、そんな役者を目指していきたいと思います」と気持ちを新たにした。

 女優主演賞は、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した『淵に立つ』(深田晃司監督)の筒井真理子。

女優主演賞を受賞した筒井真理子

女優主演賞を受賞した筒井真理子

 筒井は「心から光栄に思います。最近、周囲に褒められることが増えて、こそばゆいのですが、何でこんなにこそばゆいんだろうと思って、何かを受賞した経験をさかのぼってみました。そしたら小学校1~2年の時に、キタキツネの絵を描いて金賞を頂いて以来…半世紀がたっていました」と笑わせ、「本当に、役者をやっていてこんなにうれしいこと、励みになることがあるんだなと思いました」と喜びを口にした。


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