勘九郎&七之助、“恋愛あるある”に共感 新作歌舞伎は「日常の恐怖」が満載?

2017年1月25日 / 18:54

 赤坂大歌舞伎の新作歌舞伎「夢幻恋双紙 赤目の転生」の製作発表会見が25日、東京都内で行われ、出演者の中村勘九郎、中村七之助、作・演出を手掛ける蓬莱竜太氏が登壇した。

 2008年に十八代目・中村勘三郎さんの「芸能の街・赤坂で歌舞伎を!」というひと言から始まった赤坂大歌舞伎。第5弾となる今回はシリーズ初の新作を上演する。

 作・演出の蓬莱氏は内容に関して「勘九郎さん演じる太郎が、七之助さん演じる歌という女性を幸せにするために“転生”を繰り返す物語です」と説明。人間的な欠陥を抱えた太郎は、どうしても歌を幸せにすることができず、毎回、歌の兄である源乃助に殺されてしまうが、そのたびに別の人格となって生まれ変わり、再び歌を幸せにするため奮闘するという。

 転生に伴い、強気な太郎、弱気な太郎、ひょうきんな太郎など、さまざまな性格の太郎を演じる勘九郎は、「大変そう」と苦笑いを浮かべつつ、「どの太郎の中にも自分がいるんです。恋したことのある人なら、誰もが見た時に“うわっ!こういう経験あるわ”と思ってもらえるような日常の恐怖が散りばめられています」とアピール。

 具体的には「“それは(女性に)言っちゃダメだよ”とか“それを言ったら女性は怒って『帰る』と言い出すよ”といった身に覚えのあるせりふが出てきます」とし「男性諸君に共感してもらえるのはもちろん、女性の方にも、こういうこと言われたことある…と感じていただける作品になっています」と自信をのぞかせた。

 一方の七之助も、脚本を読んだ感想について「(身に覚えのあることは)多々あります。恐ろしく感じました」と吐露すると、「人を愛する難しさ…。それは自分の思っている愛と相手の思っている愛が違うことから起こるわけですが、あらためて(男女は)そういうものなんだなと強く感じました」と意味深にコメント。

 自身の演じる女性・歌になぞらえ「女性は結果論だけで話をしている部分がある。男性が、女性を本当に愛しているからこそやっていることなのに、女性は足元をすくうというか、(男性の)うまくいかないところだけをつついてくる」と不満を漏らして笑わせつつ、「(うまくいかないのは)本当に男女ともに何が悪い…というわけではないんですけど、非常にリアルな描写になっています。稽古が今から楽しみです」とほほ笑んだ。

 舞台は4月6日~25日、都内のTBS赤坂ACTシアターで上演。


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