“ミスター・サイゴン”市村正親、帝劇卒業で新たな夢語る 祝福に駆けつけた堂本光一の前で「また立ちたい」

2016年11月23日 / 19:10

 上演回数1426回を誇るミュージカル「ミス・サイゴン」が帝国劇場公演・千穐楽を迎え、2014年の公演を病気のため途中降板し、今回2年ぶりに復帰したエンジニア役の市村正親を祝福しようと、カーテンコールに堂本光一が駆けつけた。

 本作は1992年の日本初演以来25年目の上演となり、“ミスター・サイゴン”こと市村は上演回数のうち839回でエンジニア役を務めた。「ミス・サイゴン」に次いで1422回にわたり上演されている「SHOCK」に主演し、市村と親交のある光一が100本のバラの花束を持ってステージに現れると、観客は驚きとともに大きな拍手で迎えた。

 光一は「市村さんは『SHOCK』に観劇に来てくださってステージにもお祝いに駆けつけてくださったので、何か恩返しはできないかと考えていてこの機会をいただきました。皆さんが作り上げた空間に今僕が立っているのは、カンパニーの皆さんにもお客さんにも恐縮で申し訳ないです」と帝国劇場公演を完走したカンパニーをねぎらった。

 花束を受け取った市村はこの公演を持ってエンジニア役卒業をかねて明言しており、「僕がエンジニアのファイナルだからエンジニア(の後継)を狙っているでしょ。それっぽいよ」と冗談めかして笑わせ、何度もこっそり観劇に訪れていたという光一から「個人的な意見としてはまだ見たい」と懇願されると「卒業ね。まだ見たい?」とほほ笑んだ。

 さらに市村は「今回、卒業という形をとっていますが、また夢ができちゃった」と瞳を輝かせ、「たしか『ミス・サイゴン』はオリンピックごとにやっているので、もしまた帝劇でやるとしたらまた(舞台に)立ちたい。4年後に2度目の東京オリンピックを迎えるから、またやれという空気があれば…、やっていいかな」と客席に呼びかけた。

 その後、あらためてステージの中央に立った市村は「本日は私の卒業式にようこそおいでくださいました」と感謝を述べ、「また新たな目標ができました。目標に向けて精一杯、健康にも体力にも気をつけていきたい。また僕の『ミス・サイゴン』の“入学式”で皆さんにお会いできたらいいなと思っています」と意欲を語っていた。

 ミュージカルは全国公演へと移り、岩手、鹿児島、福岡、大阪、名古屋の5都市をまわる。

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