岡本健一、生に手応え「人間の姿に感動する」 佐藤B作は初のシェークスピア作品に「これで最後に」

2016年11月23日 / 16:19

 新国立劇場演劇公演「ヘンリー四世」フォトコールおよび囲み取材が23日、東京都内で行われ、出演者の浦井健治、岡本健一、ラサール石井、中嶋しゅう、佐藤B作が出席した。

 新国立劇場ではシェークスピアの歴史劇「ヘンリー六世」3部作(2009)、「リチャード三世」(12)をすべて同じスタッフ・キャストで上演し、この作品はこのシリーズに7年越しで取り組んできた鵜山仁氏演出のもと前回までに続いての参加者と新たにラサール、佐藤が加わった。

 物語はロンドンを舞台に、ヘンリー六世の祖父・ヘンリー四世(中嶋)や放蕩三昧のその息子・ハル王子(のちのヘンリー五世、浦井)やシェークスピア作品随一の人気者・フォールスタッフ(佐藤)らの活躍を「混沌」「戴冠」の2部作6時間超でダイナミックに描く。

 引き続き出演となる浦井は「メンバーの顔ぶれを見ていると本当に肉親みたいに思えてくる」と親しみをのぞかせ、この作品ではホットスパーを演じる岡本から「目が合うと必ず近寄ってきて、常に僕のお芝居にダメ出しをいただきます。貴重な時間を与えてくださっていると思う」と信頼感と感謝を語った。

 中嶋は「B作さんとラサールさんは失礼な言い方をすると、きっとシェークスピアなんてやらないだろうという人がやってくれて…。味というか何かいいなと思ってけいこから見ています」と独特な表現で褒め、岡本も「シェークスピアって難しく高尚なイメージがあるけど、お2人がいることでいい意味でガッと(敷居が)下がるというか、高尚さがなくなるというか…。日常に入りやすくなる」と化学反応に期待を寄せた。

 これに佐藤は「失礼だな」と笑い飛ばしつつ、通して6時間を超える2部作でシェークスピア作品随一の人気キャラクター・フォールスタッフを演じることには「いやあ大変でした。せりふの量たるや、まだ体が変ですよ。こんな機会は人生でも最初で最後でしょうから、いい機会だと思ってこれで最後にしてほしい」と本音を明かして笑わせた。

 浦井は「その背中の大きさを忘れず、追いつきたいといつまでも追いかけたい先輩たち」と尊敬の眼差しを送り、けいこ場での元気な様子に励まされるとの評価には「人間のエネルギーが必要だと岡本さんと話していて、トーンダウンしてしまうと最後のせりふまで到達できない。とにかく寝ています」と体力づくりを語った。

 また、岡本は「簡単に情報が手に入る時代に、劇場に来て生の時間を共有してもらうと、人間の姿に感動すると思う。通しで6時間ってなかなかないので、お客さんと早く共有したい」と意気込み、浦井も「これが奇跡の公演としてお客さんが時間を心に刻んでいただくと永遠の時間になると思う。この大作を皆さんとお祭りというように楽しんでいただけたら」とファンに呼びかけていた。

 作品は11月26日~12月22日まで東京・新国立劇場 中劇場で上演。

(左から)中嶋しゅう、浦井健治、佐藤B作、ラサール石井

(左から)中嶋しゅう、浦井健治、佐藤B作、ラサール石井


芸能ニュースNEWS

「田鎖ブラザーズ」衝撃展開に視聴者「悲し過ぎる」 「『もっちゃん…』って染谷将太と一緒につぶやいた」

ドラマ2026年6月7日

 岡田将生が主演するドラマ「田鎖ブラザーズ」(TBS系)の第8話が、5日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、2010年4月27日に殺人事件の公訴時効が廃止されたにもかかわらず、わずか2日の差で両親殺害事件の時効を迎えた田 … 続きを読む

「君が死刑になる前に」「みんなが笑い合って終わる結末でよかった」「やっぱりサスペンスものの告白の場所は崖だよな」

ドラマ2026年6月5日

 「君が死刑になる前に」(読売テレビ・日本テレビ系)の第10話(最終話)が、4日に放送された。  本作は、7年前にタイムスリップした琥太郎(加藤清史郎)、隼人(鈴木仁)、凛(与田祐希)が、過去と現在の2つの時代を舞台に事件の隠された真相を追 … 続きを読む

「月夜行路 ―答えは名作の中に―」「ルナさん(波瑠)と涼子さん(麻生久美子)はホームズとワトソンのようだ」「まさに漱石尽くしの回だった」

ドラマ2026年6月4日

 「月夜行路 ―答えは名作の中に―」(日本テレビ系)の第9話が、3日に放送された。  ミステリー作家・秋吉理香子氏の同名小説をドラマ化した本作は、文学オタクの銀座のバーのママ・野宮ルナ(波瑠)が、主婦の沢辻涼子(麻生久美子)と共に、文学の知 … 続きを読む

「時すでにおスシ!?」“西川太陽”丸山隆平の登場シーンに反響 「松ケンとの会話が熱くて感動」「ほかの作品も見てみたい」

ドラマ2026年6月3日

 永作博美が主演するドラマ「時すでにおスシ!?」(TBS系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、子育てを終え、50歳で久しぶりに“自分の時間”と向き合うことになった主人公・待山みなと(永作)が、第2の人生 … 続きを読む

「リボーン~最後のヒーロー~」「いい意味で“高橋一生劇場”って感じがする」「英人と光誠の顔がそっくりなのはどうオチをつけるのだろう」

ドラマ2026年6月3日

 「リボーン~最後のヒーロー~」(テレビ朝日系)の第8話が、2日に放送された。  本作は、富と名声を手に入れた上層社会に生きる男・根尾光誠(高橋一生)が、ある日突然、下町の商店街で暮らす野本英人(高橋=二役)に転生。しかも、そこは2012年 … 続きを読む

page top