松山ケンイチ、“伝説の棋士”に共鳴 俳優の仕事は「生きることに直結している」

2016年11月2日 / 21:58

伝説の天才棋士を演じる松山ケンイチ

 第29回東京国際映画祭の公式クロージング作品『聖の青春』の上映前舞台あいさつが2日、東京都内で行われ、出演者の松山ケンイチ、東出昌大、森義隆監督が登壇。ゲストとしてレスリングの吉田沙保里選手、ウエートリフティングの三宅宏実選手、カヌーの羽根田卓也選手も駆け付け、監督とキャストに花束を贈った。

 この作品は、29歳にして亡くなった天才棋士・村山聖さんの生涯を映画化。同映画祭のレッドカーペットにも登場した主演の松山は、「(今回の)映画祭は楽しかった記憶しかありません。(オープニングでゲストの)メリル・ストリープさんや安倍首相にお会い出来たことも光栄だし、映画祭に参加すると、毎回パワーをもらえる気がします」と感謝のコメント。あらためて「日本の伝統文化である将棋、日本独特の“粋な美しさ”が存分に描かれた作品。ぜひ世界中の方々に楽しんでもらいたい」とアピールした。

 また、村山さんと自身の共通点を問われた松山は「村山さんにとっては将棋、僕でいうと俳優という仕事が、生きることに直結しているところが似てるんじゃないかな」と分析。「その中でも将棋だけが人生、俳優だけが人生ということではなく、プライベートではお酒を飲んでいるシーンや麻雀をするシーンも(劇中に)出てきましたが、病に左右されずに、自分の人生を好きなように燃やしていく…。その生きざまが僕はすごく好きだし、(その生きざまを通して)自分の人生についても考えさせられました」と振り返った。

 一方で、最近自分がした“勝負”についての質問も。これに松山は「まあ、腹が痛くなって、エレベーターが来なくて。自分との戦いでした…」と苦笑いで告白。続く森監督が「松山くんが言っていたことが勝負であるならば、僕は30歳を超えてから2敗ぐらいしています」と意味深に語ると、吉田選手は「漏れたってこと?」と驚き。すかさず東出が「(ここは)国際映画祭! 国際映画祭!」と森監督をたしなめ、会場の笑いを誘った。

舞台あいさつの登壇者たち

舞台あいさつの登壇者たち


芸能ニュースNEWS

「ぼくたちん家」“玄一”及川光博と“索”手越祐也がパートナーシップ申請 「とても意味のある回」「ハグシーンの愛しげな表情が良い」

ドラマ2025年11月25日

 及川光博が主演するドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)の第7話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、心優しきゲイ・波多野玄一(及川)と、彼が出会ったクールなゲイの青年・作田索(手越祐也)、トーヨコ中学生の楠ほ … 続きを読む

「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」「ひたすら受けの演技で作品を背負っている草なぎさん。彼だからこそできる本当に難しい役」「だんだんと話がつながってきた」

ドラマ2025年11月25日

 「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、24日に放送された。  本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草なぎ剛)が、遺品整理会社の仲間たちと … 続きを読む

「コーチ」「向井さん(唐沢寿明)は被害者遺族なのかな」「来週、佐藤龍我くんが刑事役で登場。楽しみ」

ドラマ2025年11月25日

 「コーチ」(テレビ東京系)の第6話が、21日に放送された。  本作は、堂場瞬一氏の同名小説をドラマ化。警視庁人事二課から派遣された特命職員向井光太郎(唐沢寿明)の的確なアドバイスによって、悩みを抱えた若手刑事たちが刑事としても人間としても … 続きを読む

「ザ・ロイヤルファミリー」「ドラマは続くけど山王耕造(佐藤浩市)ロスが大き過ぎる」「これはそれぞれの継承の物語なんだね」

ドラマ2025年11月24日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第7話が、23日に放送された。  妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間 … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」“眞希”恒松祐里がついに警察と接触 “巧巳”橋本将生は「完全に闇堕ちしてる」「怖くて心配」

ドラマ2025年11月24日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の第8話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

Willfriends

page top