本木雅弘&樹木希林がそろって登壇 本木「結婚したのは得体の知れなさがポイント」

2016年10月4日 / 14:44

(左から)西川美和監督、本木雅弘 樹木希林

 映画『永い言い訳』のトークイベントが3日、東京都内で行われ、出演者の本木雅弘、西川美和監督、ゲストで本木の義母にあたる樹木希林が出席した。

 本作は『ディア・ドクター』などの西川監督がメガホンを取り、本木が『おくりびと』以来7年ぶりに主演を務めた人間ドラマ。事故で妻を亡くしながらも悲しみを感じなかった主人公が、同じ事故で母親を亡くした子どもたちとの交流を通して起こる心の変化を描く。

 イベントでは「結婚・恋愛・お悩み爆笑相談試写会」と題して観客からのさまざまな質問に回答し、その中で自身の結婚観や恋愛観なども交えたトークを展開した。

 「毎回駄目男に引っかかるのでどうすれば?」という女性からの質問では、樹木が「そういう人に出会うというのは自分もそういう部分を持っていて、お互いに引き合っているのでは」と回答。

 すると、本木が樹木へ「それでいうと、(内田)裕也さんの中に自分を見る?」と質問。これに樹木は「そっくりです」とうなずき、「表向きは向こうが破天荒で私が尽くしているように見えますけど、破け具合は私の方がすごいです」と回答した。

 さらに、別の質問で樹木が結婚観について「独身のころに出会った人に何十年かたって会った時、『私はどうしてあなたのことが好きだったのかね?』って本人に聞いたら『分かりませんよ』って言われたぐらいの感覚です。人をあまり好きにならない。結婚しまして、それで終わりです」と話した。

 一方、本木は結婚した理由について「(妻の)得体の知れなさに引かれたのはあるかもしれないです」とコメント。プロポーズした当時17歳だった妻について「うまく言葉では言えないですけど、とても若いけど、若いなりに達観しているところもあるし、ある種の無性というか。ずっと女性というものが見えたり見えなかったり。そういういろんな意味での得体の知れなさがポイントだったのかな」と振り返った。

 映画は10月14日から全国ロードショー。


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