X


常盤貴子「不倫の境界線はどこなんだろう?」 舞台あいさつで率直な思いを語る

舞台あいさつに登壇した常盤貴子

 映画『だれかの木琴』の初日舞台あいさつが10日、東京都内で行われ、出演者の常盤貴子、池松壮亮、東陽一監督が登壇した。

 本作は、美容師の海斗(池松)から受け取った一通の営業メールをきっかけに、ストーカーと化し、彼に執着する平凡な主婦の小夜子(常盤)と海斗とのねじれた関係を描いたサスペンス。

 劇中で描かれる2人の不思議な関係性について尋ねられた常盤は「現代社会に潜んでいる孤独なんですかね」と分析。池松も「単純に(海斗は)小夜子さんの心が分かってしまったんだと思う。彼女の満たされなさに“何かしてあげたい”というのも違うし、拒否するというのも違う。これを人はストーカーと呼ぶかもしれないけど、意外とまっとうなことなんじゃないかなと、僕は小夜子さんを見ていました」と率直な思いを語った。

 また、自身の孤独への対処法を尋ねられた常盤は「私は孤独が好きで、むしろ楽しむタイプ。どんどん部屋の明かりを暗くしていって、孤独な状況を最大限にするみたいな。そこで、わ~って大泣きしてみたり、でも誰にも(声は)届かないみたいな。(そういうのが)面白いなって思います」と答えたが「でもそれを楽しんじゃうのはまだまだ孤独が足りてないってことですよね」と笑った。

 池松も「僕も一人が大好きだけど、やっぱり人間なので誰かに会いたくなったり、寂しい気持ちにもなったりする」とした上で「でも、孤独という言葉をみんなが否定的に使い過ぎていて、孤独を埋めるツールばかりが広がって、これでいいのかなとは思いますけど。“にぎやかな孤独”を持っていたいですね」と語り、照れ笑いを浮かべた。

 また、最後のあいさつで常盤は「最近、皆さまご家族や恋人とかと不倫について語り合うことが多いと思うのですが、そういう報道などをテレビで見るたびに、私は不倫の境界線ってどこなんだろうとすごく考えていました」と切り出すと、「誰も人の心の中にまで入り込むことはできないし、その中で何が起こっているのかは分からない。それって怖いこと。本作はそういうことを想像させてくれる珍しいタイプの映画ですので、より多くの方に見ていただきたいと思います」とアピールした。

鏡開きを行った(左から)東陽一監督、常盤貴子、池松壮亮

芸能ニュースNEWS

「Re:リベンジ」“海斗”赤楚衛二と“大友郁弥”錦戸亮の攻防劇が面白い 「“会長”笹野高史の不敵な笑みが怖い」「不気味で気になる」

ドラマ2024年5月3日

 赤楚衛二が主演するドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(フジテレビ系)の第4話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  天堂海斗(赤楚)を5カ月間眠らせ、天堂記念病院の前理事長・天堂智信(光石研)を殺害した首謀者は、海斗の伯母 … 続きを読む

「ブルーモーメント」 “ハルカン”山下智久と“優吾”水上恒司のバディに胸熱 「信頼関係が築かれて行く描写が魅力的」

ドラマ2024年5月2日

 山下智久が主演するドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)の第2話が、1日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、同名コミックが原作。 内閣府直属チームSDM(特別災害対策本部)気象班統括責任者・晴原柑九朗(通称ハルカン、山下 … 続きを読む

清原果耶が撮影秘話 『青春18×2 君へと続く道』5月3日(金)から全国公開

ドラマ2024年5月2日

 本作は、台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』を原作とし、藤井道人が脚本・監督を務め、台湾の人気スター、シュー・グァンハンが演じるジミーと、日本の若手実力派の清原果耶が演じるアミが、「日本×台湾」「1 … 続きを読む

氷川きよし、2年ぶりの劇場コンサートツアー決定 10月に福岡から全国4都市で開催

2024年5月1日

 2022年末より歌手活動を一旦休止していた氷川きよしが、10月から「氷川きよし25周年記念劇場コンサートツアー」を開催することを発表した。  2000年「箱根八里の半次郎」でデビュー以来、多くのファンを魅了し続けてきた氷川。22年には、6 … 続きを読む

「お迎え渋谷くん」“渋谷大海”を演じる京本大我が「漫画の中の人間みたい」 “大崎”宮近海斗との直接対決にも注目集まる

ドラマ2024年5月1日

 京本大我が主演するドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の第5話が、30日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、蜜野まこと氏の同名漫画が原作。恋をしたことがない売れっ子俳優・渋谷大海(京本)が、保育士の青田愛花(田 … 続きを読む