司馬遼太郎『関ヶ原』が原田眞人監督で初映画化 石田三成に岡田准一、徳川家康を役所広司、忍びに有村架純が決定

2016年8月10日 / 05:49

 累計発行部数580万部を超える司馬遼太郎原作の『関ヶ原』が原田眞人監督、脚本で初映画化されることが9日、分かった。主要キャストも決定し、石田三成を岡田准一、徳川家康を役所広司、三成の部下で伊賀の忍び・初芽(はつめ)を有村架純が演じる。

 『関ヶ原』は1981年にTBSでドラマ化されたが、映画化は今回が初となる。司馬作品の実写映画化は1999年公開の『梟の城』以来18年ぶりで、「関ヶ原の戦い」を真っ向から描く映画作品はこれまでの日本映画史上になく、新たな挑戦となる。

 原田監督は、25年にわたって熱望し続けた待望の映画化に「国家の在り方が問われる、この不確かな時代を生き抜くために、われわれにはもう一度、それぞれの立場で『正義』を問い直し実践する急務があります。正義とは一言で言えば、人間の価値です」と今、『関ヶ原』を作る意義を語った。

 己の正義を強く信じ、愛を貫き通そうとした“純粋すぎる武将”三成を演じる岡田は、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画『蜩ノ記』以来となる本格時代劇への出演、さらに原田監督作品には初参加となる。「日本で一番の大合戦『関ヶ原』が映画化されることを僕自身、今から楽しみにしています。歴史好きとして、本来の人物像に近いであろう石田三成を演じることができ、うれしく思います」と喜びを語った。

 豊臣秀吉亡き後の天下取りに野望を抱き、三成と相対する家康を演じる役所は、自身初挑戦の家康役に「信長、秀吉など数々の戦国武将の成功と失敗を間近に見て学んできた家康が人生最大の大ばくち『関ケ原の戦い』に挑み、勝利するまでの心の動き。今からワクワクしています」と期待を寄せた。

 有村は三成の下で忍びとして、また女性として支え続ける初芽役で初の本格時代劇に挑戦する。殺陣などのアクションにも初挑戦で、「言葉や所作、アクション、一から覚えることがたくさんありますが、出演されるキャストの方々のお芝居を見て勉強しながら、その時代を生きた人物として、石田三成の腰元として、女を忘れ、しっかりと役目を果たしたいなと思います」と意気込みを語った。

 撮影は8月中旬から約2カ月半、滋賀、京都などを中心に国宝級の歴史的建造物での映画初撮影も予定されている。また、天下分け目の決戦では約3000人のエキストラが参加する大規模な撮影が行われるという。2017年初秋公開予定。


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