長谷川博己「新しいリーダー像を作れたら」 『シン・ゴジラ』で主人公の官房副長官役

2016年7月19日 / 19:13

(左から)庵野秀明監督、石原さとみ、長谷川博己、竹野内豊

 映画『シン・ゴジラ』の完成報告会見が19日、東京都内で行われ、出演者の長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、庵野秀明総監督ほかが登壇した。

 前作の日本版ゴジラから12年、日本版ゴジラ復活の声が高まる中、人気アニメーション「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野総監督の下、ついに完全新作のオリジナル脚本で、新たな日本版「ゴジラ」が誕生した。

 本作の主人公である内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じた長谷川は、多数のカメラのフラッシュを浴びながら「すごい映画に出させていただいたんだなという気持ちです」とあいさつ。完成した映画については「すごく圧倒されました。本当に誰にもまねのできない新しいゴジラであり、新しい日本映画でもあるなと感じました」と語った。

 内閣総理大臣補佐官の赤坂秀樹を演じた竹野内も「こんなに素晴らしい監督が作った『シン・ゴジラ』に参加できて、一生の思い出になると思います」と語った。

 長谷川は撮影に当たって「ゴジラと対峙(たいじ)することによって、次第に成長していくような、“新しいリーダー像”みたいなものを作れたらいいなと思って挑んだ」という。

 具体的には「すごく頭がキレるというだけではない人望の厚い政治家、今求められているような政治家になれたらといいなという気持ちだった」と説明。「とにかく矢口は30代後半で官房副長官という、政治家としては登竜門のポストに立っている人物。役作りとしては、存在していないようで存在している、いわゆる無色のような存在感でいけたらと思っていた」と語った。

 続けて「それが次第にいろいろな問題が起きることによって、(矢口の)内側にある日本を愛する情熱などが(表に)出て行く。気が付いたら周りのものを受けて自分も成長できている。そうなればいいなと思ってやってました」と語った。

 一方、米国大統領特使のカヨコ・アン・パタースンを演じた石原は「撮影中は胃が痛い毎日でした」と告白。「孤独でしたし、『ゴジラ』を撮影していると客観視するたびに、プレッシャーに押しつぶされそうでした」と語り「役柄的にも初めの方は特に“なんだこいつ?”というようなイライラさせるような発言とか態度もあるので、自分自身がひるんだら弱くなりそうで、何度も“負けるな”と自分を鼓舞しながらやっていました」と振り返った。

 また、会見の冒頭で庵野監督が『エヴァンゲリオン』の新作製作が実現していない現状についてコメント。「エヴァのファンの方には、本当に本当にお待たせしております。あれ(前作)から4年。本当にすみません。申し訳ない。その分、こっちも頑張ってやってましたので、お許しくださいとは言いませんが、少しでもご満足いただけるものになればと思ってやりました」と頭を下げた。

 映画は7月29日から全国東宝系で公開。


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