映画『ヒーローマニア-生活-』の大ヒット御礼舞台あいさつが10日、東京都内で行われ、出演者の東出昌大、片岡鶴太郎、豊島圭介監督と、スペシャルゲストとしてお笑いトリオのダチョウ倶楽部(肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵)が登壇した。
福満しげゆき氏の漫画『生活【完全版】』を実写映画化した本作は、ヘタレたちが本気でヒーローになろうと立ち上がる姿を描くアクションエンターテインメント。
ダチョウ倶楽部のリーダー肥後は、劇中でヒーロー集団のリーダーを演じた東出について「恐らく僕を意識して演じていたと思う」と豪語。これに対して東出は「今回の役作りにすごく参考にさせていただきました」と応じ、会場の笑いを誘った。
この日は“リアクション芸”の解説をするべく、上島がステージ上で「熱々おでん」に挑んだ。しかし、もともとは約35年前に「オレたちひょうきん族」でビートたけしと片岡が始めたネタ。“初代おでんマスター”として挑戦を求められた片岡は「ちょっと待ってくださいよ。これはダチョウさんに預けた芸。今は朝ドラ(「とと姉ちゃん」)に出ている人なんですから、生意気なようですけど断らせていただきます」と拒否した。
その後は「俺がやるよ!」「それだったら俺がやるよ!」「じゃあ俺がやるよ!」「どうぞ!」「どうぞ!」というおなじみの流れで結局片岡がすることに。
「巾着とかしらたきみたいな“ぬれもの”は駄目。“乾きもの”の卵にして」と希望した片岡だったが、肥後は「やるなって言うのをやれって教えたのは鶴さん」と片岡の口元にしらたきを当てると、片岡は膝から崩れ落ちる見事なリアクションを披露。上島は「勉強になります!」と脱帽した。
そんな様子を「こんなに笑った舞台あいさつは初めて」と楽しんでいた東出だったが、片岡が「どういうものかちょっとやってみましょうよ」とまさかのむちゃ振り。ダチョウ倶楽部に押さえつけられた東出はおでんを口元に当てられると「熱っ!」と叫びならも、おたまで口元を冷やすネタも再現し、会場を大いに盛り上げた。