黒木華「そんなに昭和顔なのかな」 「昭和の女優さんと比べるとすごく薄い顔なのに…」

2016年4月22日 / 20:24

「いろんなものをやれる女優さんになれたらいい」と語った黒木華

 映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』の大ヒット御礼舞台あいさつが22日、東京都内で行われ、主演の黒木華と岩井俊二監督が登壇した。

 3月26日に公開された本作は、反響の大きさから23館の追加上映が決定し、計51館での上映となった。岩井監督は「皆さんのおかげです」と会場の観客に感謝しつつも、「3時間の上映。“ただ長くて詰まらなかったよ”となると上映が1日1回になり、すぐ消されていく恐ろしい業界。本当に嫌なんです。みんなからは、映画監督って好きでやっていると思われていますが…」と映画を製作する上での重圧も吐露した。

 隣で聞いていた黒木は「えっ、好きでやっているんじゃないんですか?」とびっくりした様子で「映画を撮っていて何が一番、幸せですか?」と質問した。

 これに対して岩井監督は「ほとんど大変なんだけど、例えば、台本を書いている時、撮影現場、編集の仕上げで何回かゾワゾワっと鳥肌が立つ瞬間があって…。天から降りてくるんです」と製作過程で味わう醍醐味(だいごみ)を説明。

 「分からないことだらけ。まだまだ未熟」と反省する岩井監督だったが「まだまだ伸びしろがあるのかな」と冗談めかすと、黒木も「では、伸びしろだらけの監督ということですね」と笑顔で応じた。

 質問コーナーでは「純日本的な役柄を演じたらナンバーワンの黒木さんですが、自分ではどう捉えていますか?」という質問も。

 これに黒木は「それこそ『真田丸』とかは違和感なく見てくれる顔でうれしいな、と思いますが、今回の映画は現代の話ですし、そういう意味でいろんなものをやれる女優さんになれたらいいのかな」と答えた。

 「そんなに昭和顔なのかな、と自分では思うんですけどね…。昭和の女優さんってすっごく凹凸のあるしっかりした顔の方が多いので」とふに落ちない様子の黒木。

 岩井監督が「確かに原節子さんは華ちゃんに全然似ていない」と語ると、黒木も「そうなんですよ。何か(昭和顔と)言われてて申し訳ない気持ちになってくる…。昭和の女優さんと比べるとすごく薄い顔なんですが…」と苦笑いを浮かべていた。

岩井俊二監督(左)と黒木華

岩井俊二監督(左)と黒木華


芸能ニュースNEWS

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

「ウイングマン」菊地姫奈、大原優乃のアクション、桂氏の出演に反響 「大原優乃と菊地姫奈が特に光ってた」

ドラマ2024年11月20日

 藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む

「あのクズを殴ってやりたいんだ」「腹筋キスはやば過ぎた」「奈緒ちゃんのボクシングすご過ぎ!」

ドラマ2024年11月20日

 ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第7話が、19日に放送された。  本作は、人生どん詰まりの主人公・ほこ美(奈緒)が、カメラマンの葛谷海里(玉森裕太)と出会い、一念発起してボクシングを始める姿を描いた、クズきゅんラブコメ … 続きを読む

Willfriends

page top