エンターテインメント・ウェブマガジン
昭和の雰囲気? 黒木華
映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』の完成披露イベントが16日、東京都内で行われ、主演の黒木華と岩井俊二監督が登壇した。
岩井監督12年ぶりの邦画実写作品となるこの映画は、物事をあまり考えず、“人並み”に生きていたひとりの女性が、いろいろな出会いと経験を通して、生まれ変わっていく現代版「女の一生」。
“映画に愛される未来の女優を探す”というテーマで行われたオーディションで、黒木が岩井監督に見出されたのが4年前。主役の七海役を長期間に渡って演じた黒木は「すごくタイトな撮影もあったけれど、幸せな記憶しか浮かんで来なくて…。こんなたくさんの人にやっと届けることができると思うとさらに幸せだなと思います」と優しくほほ笑んだ。
岩井監督も「ようやく皆さんに見ていただける日が来ました。感無量です」としみじみとあいさつ。出会ったころの黒木の印象について「この子しかいないと思った。何か根拠があったわけではないけど、この子で映画を撮りたいなと思った」と明かし、「撮影に入ってからも、予想に違わぬ器の大きさというか…、僕の方から『こうしてほしい』という注文が出ないぐらい、息の合った撮影の日々だった」と充実した現場を振り返った。
また、香港や台湾での先行公開に足を運んだ岩井監督は、現地での黒木に対する感想が「昭和の雰囲気が漂う女優さん」というものだったと告白。
「昭和を知ってるの?って、台湾の方々の日本愛の深さ、知識の深さに驚いた」としながらも岩井監督は「僕個人では、黒木さんは、一番現代的な子…。昭和の最先端をいく女優さんだと思っている」と評価。これに黒木が「昭和の最先端なんだ。平成じゃないんだ…」と困惑すると、岩井監督が「平成です。言い間違いました」と笑って訂正する一幕もあった。
また、岩井監督は、14日に26歳の誕生日を迎えた黒木に漫画家・石田スイ氏の描いた似顔絵をプレゼント。黒木は「こんなに美人じゃないかもしれませんが…、すごくうれしい。また地道に頑張っていこうと思います」と喜んでいた。
映画は3月26日から全国ロードショー。
映画2025年11月28日
映画『どうしようもない10⼈』が、2026年2⽉21⽇(⼟)から都内・新宿Kʼs cinemaで公開されることが決定した。 本作の舞台は、⽇本が3つに分断され、荒廃した未来世界=ワイルドタウン。⾷うに困る時代に、1⽇1粒で満腹になる“マ … 続きを読む
ドラマ2025年11月27日
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第9話が、26日に放送された。 脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む
ドラマ2025年11月26日
奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む
ドラマ2025年11月26日
齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む
ドラマ2025年11月26日
夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当た … 続きを読む