浅野忠信と安藤サクラが「ブルーリボン賞」司会に苦戦 来年度司会の大泉洋「ああはなるまい」

2016年2月9日 / 23:05

司会を務めた浅野忠信(左)と安藤サクラ

 「第58回 ブルーリボン賞授賞式」が9日、東京都内で行われ、受賞者の原田眞人監督、橋口亮輔監督、大泉洋、有村架純、本木雅弘、吉田羊、石井杏奈ほかが登壇し、浅野忠信と安藤サクラが司会を務めた。

 本授賞式は、前年度の主演男優賞と主演女優賞を受賞した俳優が司会を務めるのも見どころの一つとなっており、『私の男』で受賞した浅野と『百円の恋』で受賞した安藤の初々しい司会ぶりが会場を沸かせた。

 二人は受賞者それぞれの出演作品を映像と共に紹介し、表彰状の授与と受賞コメントを促し、最後に一つずつ質問をするという作業にてんてこ舞い。段取りに詰まり一つ一つの場面で独特の間が空いてしまい、たどたどしい質疑応答に苦笑と謝罪を繰り返しながらもなんとか授賞式を仕切った。

 主演男優賞を受賞した大泉と主演女優賞を受賞した有村が来年度の司会を務めることになり、意気込みを問われた有村は「えっと、来年は全部洋さんに任せたいと思います」と控えめに語った。一方、大泉は「どうやって司会をやろうと、私たちはそういった意味でも緊張していて。ああはなるまいと思いながら見ていましたけど。もうちょっと上手にやろうな」と有村に耳打ちして笑いを誘った。

 さらに大泉は「バラエティーショーみたいにならないようにだけ気を付けたい。権威ある賞ですから」と気を引き締めつつ、「さっきはあんなことを言いましたけど、最高の司会でした。私はつい目先の笑いを取りに行ってしまって」としっかりフォローしてさらなる笑いを呼んだ。

 最後に安藤は授賞式を通して「私もこんなことになるなんて思わなかった。おととしはもっとうまくやっていた気がします。来年の参考にしていただければ」と反省の弁を。浅野も「楽しかったです。皆さんがしゃべってくれている間にどんどん楽しめている自分がいて、司会業も面白いなと思いました。もう二度とやりたくないですが」と慣れない大仕事にへとへとの様子だった。

第58回 ブルーリボン賞各賞受賞者は以下の通り。

作品賞:『日本のいちばん長い日』(原田眞人監督)
監督賞:橋口亮輔監督『恋人たち』
主演男優賞:大泉洋『駆込み女と駆出し男』
主演女優賞:有村架純『ビリギャル』『ストロボ・エッジ』
助演男優賞:本木雅弘『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』
助演女優賞:吉田羊 『ビリギャル』『愛を積むひと』『脳内ポイズンベリ-』
新人賞:石井杏奈:『ソロモンの偽証』『ガールズ・ステップ』
外国作品賞:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ジョージ・ミラー監督)

司会について話す大泉洋(左)と有村架純

司会について話す大泉洋(左)と有村架純


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