「第38回・山路ふみ子映画賞」の贈呈式が28日、東京都内で行われ、受賞者の小泉堯史監督、富司純子、周防正行監督、石井裕也監督、宮沢りえ、上白石萌音、長山藍子が出席した。
映画功労賞を受賞した富司は「大先輩の素晴らしい方々がお受けになっている賞を私も頂くことができて光栄に思いますし、感謝しています」と笑顔を浮かべた。
『舞子はレディ』を監督し、出演者の富司、上白石と共に登壇した周防監督は「富司純子さん、上白石萌音さんのお2人と一緒にこの舞台に立てることを幸せに思います」と受賞の喜びを語った。
『紙の月』で女優賞に選ばれた宮沢は「7年ぶりの主演映画で、このような歴史と重みのある賞を頂くことができて感謝しています」とあふれる思いを語り、「吉田大八監督の濃厚で粘り強い演出があったから私はここに立っていられると思います。この場を借りて感謝したいと思います」とメッセージを送った。
新人女優賞を受賞した上白石は「このような場に立つのは生まれて初めてで、幸せで夢のような気持ちです」と初々しくあいさつ。「今日この日を新たなスタートとして、この賞を糧に毎日努力していこうと思います」と語った。「女優として見本にしたい人」を問われると「いつも富司さんの隣で背中を見続け、このような女性、女優になりたいと思っていました」と素直な思いを語った。