今井翼“プライベート徹子の部屋”で役作り 満州描く舞台に山田洋次も緊張明かす

2013年10月31日 / 17:01

 新橋演舞場11月公演舞台「さらば八月の大地」の囲み取材及び舞台稽古が31日、東京都内で行われ、演出を手掛ける山田洋次氏、出演者の中村勘九郎、今井翼、檀れいが出席した。

 太平洋戦争中の満洲映画協会撮影所を舞台に、戦争の混乱の中でも国境を超えた絆で映画作りに夢を懸けた人々を描く。台本を手にした山田氏は「今、僕は緊張しています。明日幕が開けたらいったいどうなるのか、見当もつかない。映画の封切りと同じです。でも、一生懸命作りました」と心境を語った。

 満洲映画協会撮影所の中国人助監督を演じる勘九郎も「稽古日数も少なく、楽しみもありますが緊張感の方が上です」と緊張の面持ち。関西人の撮影助手を演じる今井は、「いい緊張感の中、千秋楽まで一歩一歩成長してやっていきたい。関西弁のイントネーションを教わり、山田監督から手ほどきをいただいて稽古してきました」と振り返った。

 真っ赤なチャイナドレスで登場した檀は「中国人の新人女優役です。衣装に助けられています」とほほ笑み、劇中での歌唱について「こうして皆さんの前できちんと歌うのは宝塚を退団して以来なので7~8年ぶり。歌う体力を稽古でつけてきました」と自信をのぞかせた。

 稽古を通じて檀の歌声を聞いてきた今井は「僕の父を含め、檀さんのファンの皆さんが喜ぶ歌声です。自分の出ていないシーンを稽古場の袖で見せていただいて、檀さんの美しさ、すごい歌声を感じています」と檀に代わってアピールした。

 また、今井は「その当時のことをしっかり表現したく、(黒柳)徹子さんからお話をうかがいました。“プライベート徹子の部屋”です」ととっておきの役作りを明かし、「2人きりで食事をしながら、満洲の当時の様子、日本の様子を教えていただきました。デート? そうですね、マッチ(近藤真彦)さんには申し訳ないです」と笑わせた。

 初共演の今井と同い年で、この日が32歳の誕生日という勘九郎は「いい始まり、スタートダッシュになると思います」と笑顔。今井も「あらためて歌舞伎役者の方のすごみを目の当たりにしました。山田監督には“100本ノック”をしていただいて、優しさの中にある厳しさを感じました。」としみじみと語っていた。

 舞台は11月1日から25日まで東京・新橋演舞場で上演。


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