勘九郎「七之助が“叔父バカ”で困る」 勘三郎さん一周忌メモリアルイベント発表会

2013年9月27日 / 16:45

 中村七之助(左)と中村勘九郎

 「十八世 中村勘三郎 一周忌メモリアルイベント」および『映画 中村勘三郎』製作発表会が27日、東京都内で行われ、中村勘九郎と中村七之助が出席した。

 会見では12月5日に一周忌を迎える中村勘三郎さんをしのび、10月27日に都内・築地本願寺の特設野外ステージでメモリアルイベントが開催されることが発表された。

 メモリアルイベントでは、勘九郎、七之助、勘九郎の長男・七緒八くんによる歌舞伎舞踊「猿若舞」の披露も予定されている。勘九郎は「今から彼も一生懸命稽古しますので温かく見守ってください」と語り、七之助も「父も上で楽しく見てくれたら」と笑みを浮かべた。

 今回「七緒八のために踊りも作り直す」という勘九郎は「彼はDVDを見ながら(踊りを)覚えて踊ったりはしているけど、“振りを覚える”というのは初めて。必ず彼は“見え”を切ると思うので、そこを外したら怒るかな」と笑いつつ「やるからには“ただ出るだけ”では表現者としてダメですから、ちゃんとしたものを3人でやりたい」と気を引き締めた。

 一方、七之助は「七緒八は、フリースタイルは死ぬほどうまい。これは本当に皆さんに見せたい。お金を取れるぐらい」と絶賛。勘九郎は「本当にこの“叔父バカ”に困っているんですよ」と苦笑したが、七之助は「僕は父のファンだったので、今度は七緒八と(勘九郎の次男の)哲之にシフトチェンジしようと。連獅子で、兄が親獅子、二人が子獅子をやる日が来るんじゃないかと思うと今から楽しみ」と語った。


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