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母について「家に帰ればけんかばっかり」と語った中村獅童
歌舞伎俳優の中村獅童が24日、都内で開催中の「TOKYO KIMONO WEEK2013~きもの・和・日本橋~」内の講演会「梨園に学ぶ 和のおつきあい術」に特別ゲストとして出席し、母の小川陽子さんと初のトークショーを行った。
この日の“親子対談”で「今も反抗期」と冗談交じりに話した獅童は、「獅童さんから見たお母さんは?」と問われると「エネルギッシュ」と答えた。
「家に帰ればけんかばっかり」というが、7歳のころ自ら希望して歌舞伎界に入った獅童は「うちは父が(歌舞伎を)廃業しているから弟子がいなくて、身の回りのサポートは母がしてくれた。鏡台やじゅうたんまで楽屋での備品全部。歌舞伎座の非常階段を重たい鏡台を担ぎながら上っていた母の姿は今でも目に焼き付いています」と懐かしそうに語った。
一方、陽子さんも、ここまで獅童が役者を続けてこられた理由について「意地でやってきたようなもの」といい「最初『この子に役者は無理』『諦めた方がいい』って皆さんがおっしゃった。私はニコニコ聞いていたけど負けん気が強いから“なにくそ! やらせてみせる”と思って、それがこちら(獅童)に以心伝心したと思う」とこれまでを振り返った。
最後に獅童は「幼少期に大衆演劇からアングラ、ストリップまで見せてくれたのは母。そういう経験が、自分が今役者として生きる上ですごく影響している」と語り「この場を借りてありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
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