橋本愛「血のり女優でもいい」 阿部寛は樹木希林に次回作をアピール

2013年5月10日 / 20:21

 「第4回 日本シアタースタッフ映画祭 in 成城」で助演女優賞を受賞した橋本愛

 「第4回 日本シアタースタッフ映画祭 in 成城」の授賞式が10日、東京都内で行われ、阿部寛、樹木希林、橋本愛ほかが出席した。

 同映画祭では、日本全国の映画館スタッフが2011年3月から12年1月に公開された邦画の中から各賞を選んだ。

 『桐島、部活やめるってよ』で助演女優賞を受賞した橋本は「ほとんど映画愛だけで支えられている映画祭だってスタッフさんから話を聞いて、すっごくうれしい。その舞台に立てることが夢みたい」と大喜び。

 橋本といえばホラー作品のイメージが強いが「自分が出ているホラーも怖くて、試写で目をつむっている」という。それでも最近吹っ切れたようで「血のり女優でいいやって思って、受け止めて楽しんでます」と笑わせた。

 『わが母の記』で受賞した主演女優賞のトロフィーを受け取り「どこかで見覚えがあるような」とつぶやいた樹木は、本映画祭では『悪人』での助演女優賞以来の受賞。「映画スタッフが選ぶ映画祭を楽しみにしていた。この年になりますと、映画というものをテレビとかビデオで見るとすぐに忘れちゃう。でも映画館で見た映画というのは、そのときのいろいろが記憶に入って覚えているみたいなんです」と年々減っていく映画館の大切さを説いた。

 また「阿部くんのローマ風呂の映画(『テルマエ・ロマエ』)は絶対見なくちゃと思っていたけど観客動員がすごくて、私一人ぐらい見なくてもいいかって思って」と明かし、その後テレビで見たものの「覚えてないんですね。面白かったっていうのは分かってる」とあっけらかんと話した。

 一方、『テルマエ・ロマエ』で主演男優賞を受賞し、樹木に続いて登壇した阿部は現在『テルマエ・ロマエ 2』を撮影中。「評判が良くて調子に乗って脱いでますが、次はもっとすごい。迫力があると思うので、樹木さんも忘れないと思う。ぜひ映画館で見ていただきたいです」とアピールして笑わせた。


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