「大英博物館 古代エジプト展」説明会が12日、東京都内で行われ、サポーターに就任した俳優の堺雅人が登場した。
同展は、年間約600万人が訪れるイギリス・ロンドンの大英博物館が誇るコレクションから、世界最長37メートルの「死者の書」(グリーンフィールド・パピルス)を日本初公開する他、ミイラやひつぎ、装身具なども展示される。
堺は、「大英博物館は何度も訪れたことがある非常にはまる所。とても一日では回り切れない知の迷宮です」と、うれしそうに魅力を説いた。
堺が歴史に興味を持ったきっかけは「(歴史物に触れると)3000年前やもっと前の人たちに親近感が湧く。その時代のラブレターや労働勤務表を通して、一人の人物を生き生きと想像するのが楽しい」と熱弁。
さらに「俳優としても通じるものがある」と言い、「全く知らない縁もゆかりもない人間が、ふと近くに感じる喜びがある。俳優も遠い人間だと思っていたけれど、急に共通点が見えたりする」と独特の感性で語った。
また、同展覧会の関連番組、NHKスペシャル「知られざる大英博物館」の番組ナビゲーターも務める堺だが、「すごい物を見せていただくので、『あー』『ふー』とか言っているだけで終わるかも。一視聴者の視点に立ってリポートしたい」と興奮気味だった。
同展は、7月7日~9月17日六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリー、10月6日~11月25日福岡市美術館で開催。