舞台「銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟編」公開舞台稽古が13日、東京都内で行われ、出演者の河村隆一、馬渕英俚可、野久保直樹、大澄賢也、西岡徳馬らが登壇した。
物語は、数千年後の未来を舞台に「銀河帝国」と「自由惑星同盟」の戦いを描いている。150年にもわたる戦いの中、彗星(すいせい)のごとく現れた名将によって世界に変革が訪れる。原作は、田中芳樹氏の大ベストセラー小説。2011年1月に「銀河英雄伝説 第一章 銀河帝国編」が上演され、今作はその第2弾となる。
主役のヤン・ウェンリーを演じる河村は、「原作、アニメ共に大ファンだったので、とてもうれしく思っています。戦争の愚弄(ぐろう)さ、むなしさを伝えている作品だと思うので、若い人たちに見ていただいて、平和の大切さを感じてほしい」と意気込みを語った。
シドニー・シトレ役の西岡徳馬は、「僕は(身長)2メートルの黒人の役なので、演技力で2メートルに見せられたらいいなと思っている」と役に懸ける思いを話した。さらに、河村については「アニメのヤンのイメージのままです。淡々としていて、でも内に秘めたものを持っている。河村くんは、やんわりと周りをまとめる力を持っていて、ぶつかるところをひょうひょうとかわしていく人」と高く評価した。
現在、元事務所社長との騒動を抱える小林幸子についてコメントを求められた河村は、「幸子さんはつらいと思います」とだけ語った。
舞台は、14日~22日東京国際フォーラム、28日、29日NHK大阪ホールで上演。