劇団EXILE「明日また頑張れると思えるような作品になったらうれしい」 舞台でヒップホップダンスと地域社会の接点を演じる

2015年2月10日 / 17:31

 2007年の結成から実績を積み重ねてきた劇団EXILE。27日からハートウオーミングなミュージカルで定評のある劇団「三ツ星キッチン」を主宰する上條恒氏が演出、脚本を手掛ける舞台「Tomorrow Never Dies~やってこない明日はない~」に挑戦する。出演メンバーで、初期から劇団を支えてきた秋山真太郎、外部出演経験も豊富な小澤雄太、若手の注目株の佐藤寛太に意気込みを聞いた。

 

(左から)佐藤寛太、小澤雄太、秋山真太郎

-今回が初めての音楽劇なんですね。

秋山 音楽劇というか音楽の要素がふんだんに盛り込まれた作品です。より多くの人に楽しんでいただきたいという思いが強いです。劇団を大きくしたいという思いが一番にあって、そのために試行錯誤して新たなものを生み出そうとしているところです。やっぱり音楽のある舞台って、お客さんがあえて前のめりにならなくても、普通の状態ですごく気持ちが入っていきやすいですからね。

 小澤 これまではストレートな芝居ばかりだったので、まったく見せたことのない世界観を劇団EXILEでやれるというのは光栄なことです。

-元ダンサーの役ですね。

小澤 ダンサーを目指して頑張っている人たちがいかに大変で、ちゃんとやっていけるのかなと不安になる気持ちもよく分かります。そういうつらさが体からにじみ出るようになればいいなと思います。

-佐藤さんは子どもたちにダンスを教える役です。

佐藤 子どもたちとはレッスンの段階から先生という立ち位置でコミュニケーションしようと思っています。同じ目線に入り過ぎず、役として接しようかなと考えています。

-ヒップホップダンスが地域社会に受け入れてもらえるかどうかが描かれていきますね。

秋山 もっとヒップホップを柔軟に見てもらえるようなってほしいし、親御さんがお子さんの発表会などを積極的に見に行ってもらえるようになるとうれしいです。子どもたちにダンスを習わせようかなと思っていただけると、この作品をやって良かったなと思えますね。

-舞台の魅力と難しさは?

秋山 役作りだけではなくて、表現力が必要です。常に全身を生でお客さんにさらしている状態なので、一挙手一投足が全て表現するツールなんです。

小澤 役として見せたいことと、自分が見せたいことが合わさった時にしか出てこないものを大事にしたいと思います。

-見てほしい部分は?

秋山 明日また頑張れると思えるような作品になったらうれしいです。

小澤 いろんなものがぶつかり合いながら、一つのものが達成されていく過程が見られる舞台です。立ち向かっていく姿を見てほしいです。

佐藤 普通の大人たちがどれだけかっこいいかという部分を見てほしいです。僕と同世代の10代の人にも何かを感じてもらえると思います。

 

舞台「Tomorrow Never Dies~やってこない明日はない~」は、27日~3月8日、東京都内、銀座博品館劇場で上演。


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