エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、吉田松陰(伊勢谷友介)が投獄された萩の野山獄にいた囚人、高須久子を演じている井川遥。名門の生まれで、婿を取って子も産んだが、夫を亡くしてから歌舞音曲に入れ込むなどの振る舞いが問題視され、親戚に強制的に投獄された。井川が、松陰が思いを寄せた唯一の女性との説もある久子の秘めた思いを語る。
とてもうれしかったですね。
(久子は)本来は慈愛に満ちた人なんじゃないかなと思っています。「慎みを欠いた振る舞い」を理由に獄に入れられたわけですが、それも時代によって価値観が変わってきますから。彼女は獄が取り壊される時まで、自分の意思では獄を出なかった。そこまで厳しく自分を律するというのはどんな気持ちからだったのかというところを、いろいろ勉強しているところです。
獄中はかなり無機質な所だと思っていましたが、中庭からの木漏れ日がきれいで、居心地はそんなに悪くなかったです(笑)。
松陰が、プラトニックにしても実際に恋心を寄せた女の人がいたというエピソードは知りませんでした。久子が晩年に残したものにも、恋に似たような表現があるということですし、すごくロマンチックですね。本来、高須久子という人の知的好奇心がとても強かったからこそ、こういう交流が獄の中で行われていたんだなと思いました。
好奇心が旺盛でエネルギーがあり、人懐っこくて人のために何かしたいという文の人物像は、井上さん自身が醸し出すものと同じだと思います。
松陰のように知的で、お話好きな人ですね。お会いするのは久しぶりだったのですが、すっと自然に話ができました。人を引き付ける力がある方だと思います。
自分では胸からあふれるものがありつつ、それを抑えるというようなことができればと。演じ分けるというよりも、そこで感情が思わず出てしまうということでいいのかなと思っています。
幕末物というのは維新で時代を変えた男たちを描くことが多いと思うのですが、文の目線で描くと分かりやすいですし、男たちのエネルギーだけではなくて、家族愛や友情も含めた人間ドラマとしても楽しめる作品になっているのではないでしょうか。
デビュー当時、キャンペーンで回った時に、山口の方々に良くしていただいたので、すごく思い出に残っています。遠縁の親戚もいまして、先日も収穫したお米が届いたところなんです(笑)。
何テークか撮影するときも、良い意味で慣れていきたくないと思っていて、テークごとに一度真っさらにして演じていけるといいなと思っています。
これだけたくさんの俳優の方が一堂にいて、そして物語に従ってそれぞれの役柄の人間関係が変化していく。それをこれだけ月日をかけて作っていけるのはとても楽しみです。学ぶべきことがたくさんあります。それとやっぱり、井上さんの女優としてのあり方を見ていてとても魅力的だと思ったので、近くでお芝居できるのが楽しみですね。
映画2026年9月25日
『ハート・オブ・ビースト』(9月25日公開) かつて陸軍特殊部隊で生死を共にした退役軍人のジェームズ(ブラッド・ピット)と、元軍用偵察犬で義足のオーディン。戦場を離れた現在も、彼らは相棒として深い絆で結ばれていた。 ところがアラスカ上空 … 続きを読む
映画2026年9月24日
十三代目市川團十郎白猿の襲名と八代目新之助の初舞台を正面から捉えた、三池崇史監督のドキュメンタリー映画『襲名』が、9月25日から全国公開される。映画の公開を前に、團十郎、新之助親子に話を聞いた。 -まず、映画を見て感じたことから伺います。 … 続きを読む
映画2026年9月18日
横溝正史原作の名作ミステリーが、令和の時代によみがえる!これまで繰り返し映像化されてきた『八つ墓村』が装いも新たに映画化され、9月18日から全国公開となる。 岡山県の山奥にひっそりとたたずむ八つ墓村で起きる連続殺人の謎に、名探偵・金田一 … 続きを読む
映画2026年9月18日
沖田修一監督が、年齢も育った環境も異なる3人の「さとこ」という女性の人生が交差していく様子をオリジナルストーリーで描いた『さとこはいつも』が、9月18日から全国公開。本作で、35歳の沙都子を演じた有村架純、55歳の里子を演じた石田ひかり、 … 続きを読む
ドラマ2026年9月17日
NHKで好評放送中の連続テレビ小説「風、薫る」。田中ひかるの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』を原案に、明治時代、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込んだ一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)という2人のナースの冒険物語 … 続きを読む