海外ドラマ「ARROW / アロー」 スティーブン・アメルインタビュー

2013年9月24日 / 13:25

――もともと体は鍛えていたのですか?

 健康に気を使ってはいたけれど、特別にトレーニングしていたわけではなかった。筋肉を鍛えなければならないという理由が特にあったわけではなかったからね。だから、目的を持ってトレーニングするのが楽しかったよ。

――具体的にはどのようなトレーニングをなさっているのですか?

 ウェイトリフティング、ヨガ、ランニングをやっているけれど、体力維持に役に立つのは、実はこのドラマの撮影そのものだということもある。

――過酷なスケジュールなのですか?

 ノンストップでやっているんだ。一日12時間撮影するんだよ。

――これまでにアーチェリーをした経験も恐らくなかったのではないでしょうか?

 そう、それまでは弓矢を持ったこともなかったよ。

――習得するのに時間はかかりましたか?

 ものにするのは結構早かったよ。大概のシーンでは、実際に弓矢を放つわけではなく、その部分はCGで処理される。だから最も重要なことは構えなんだ。弓を構える角度、姿勢といったこと。僕が構えるのを見て、本当に弓矢をやる人間だと信じてもらえなければならないので、この点はとても重要なんだ。特に一生懸命努力したんだよ。

――アーチェリーはなかなか難しいものではありませんか? 思った方向には飛んでいかないものですよね?

 そうなんだよ(笑)。最初はとんでもない方向に飛んでいったりするんだよね。でも、僕は覚えるのが早かったが、すぐ身につけることができたのは、教えるのが難しいと言われる、狙いを定めるということだったんだ。狙いを定めるというのは、それぞれの射手独自のもので、両目を開けてやる人もいれば、片目をつぶる人もいる。みんなそれぞれが矢の位置を決める自分なりのやり方をみつけなければならない。こればっかりは誰かに教わるということができないんだ。

――現場の雰囲気はどんな感じでしょうか?

 とてもリラックスした雰囲気なんだ。楽しんで仕事をしているし、慣れ親しんだ現場だ。自分の家族よりも長い時間一緒に過ごすわけだから、落ち着いてリラックスできる雰囲気だね。そうはいっても、毎日ある一定のコンテンツを作っていかなければならないという理解のもとに一同が仕事をしているので、冗談を言い合って笑うひと時と、シリアスになるべき時があるというふうにしっかり認識しているんだ。誰もがその二つのバランスをうまくとって作業しているよ。


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