エンターテインメント・ウェブマガジン
ネタバレになってしまうから見どころを話すのはなかなか難しいけど、このシリーズの脚本家やクリエーターは、とてもはっきりしたアイデアを持っているということは言えるよ。新しいシリーズが始まるといろいろ試行錯誤しながら作業していくもので、シーズンを通して調整していくことになる。例えば今放映中の最新のエピソードを見てから2話に戻って見ると、まるでまったく違うドラマであるかのように感じるくらいだ。それでもクリエーティブな面から言うと、シーズン1がどのような展開になるかというアイデアは当初からとてもはっきりしていた。それがなんてことないことに思えたとしても、すべてが重要なんだ。シーズン1では解決しないことは何もない。見る者の注意を引き、盛り上げていく中で、後にそれが理由付けされることがないまま終わるものなど何もないんだ。シーズン1の展開に無関係なことなど何一つなく、すべてに意味があるんだよ。
既にある程度、説明を受けているよ。
そこがいいところなんだ。ストーリーラインの中にフラッシュバックのシーンが出てくるが、オリバーが最終的に島から脱出することになるのは、最初から分かっている。そして彼はそれまでの彼と全く違う人物になっていく。そこまで彼が到達することができることがあらかじめ分かっているのはうれしいものだが、そこまでに至る途中に、さまざまな紆余(うよ)曲折があるというわけだ。サプライズも満載だよ。今年、僕たちはよくやったと思うね。パイロット版が放映されてから、登場するキャラクターたちの運命について人々の期待が高まっている。オリバーはある道を選び進んでいく。トミーもローレルもそれぞれの道をたどっていくわけだが、シーズン1ではオーディエンスの期待に応え、ある意味それを利用し、良い意味で裏切る展開にしていった。驚いてもらうためにね。
そう、それはあったね。オリバーは自分の正体を、シーズンのかなり早い段階である人物に打ち明けるわけだが、中盤にもまた別の人物に明かすことになるので、これには驚かされたよ。最初にある人物に明かした時、「さあ、これで一段落したはず。この人物以外に彼の正体を知る人物は出て来ないだろう」と思っていると、思ってもいない流れから、更に別の人物にも明かすことになるというわけだよ。
映画2024年11月22日
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開) 真面目な税務署員の熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師の氷室マコト(岡田将生)の巧妙な詐欺に引っかかり大金をだまし取られてしまう。 熊沢は、親友で刑事の八木(皆川猿時)の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年11月20日
-なるほど。では、公演が12月ということで、2024年の振り返りをお願いします。 今年は自分で掲げた目標に対しての成果も感じることができたので、充実した1年でした。これまではどこかで「やらされている」という感覚があって、自分の意志でできた … 続きを読む
ドラマ2024年11月17日
Q:合格に向けて、どのように勉強されたか教えてください。 早川 中3の2月に、予備試験を目指すぞって決めてからは、興味の赴くままがむしゃらに勉強してました。平日は、学校から帰ってきて、先ほどお話しした「伊藤塾」のオンライン授業を夜10時 … 続きを読む
映画2024年11月15日
-お2人は今回初共演となりますが、現場での様子はいかがでしたか。 八村 「シェアハウス対ユウ」という構図がある中で、共演者の方々とどういう距離感で接すればいいのか、だいぶ悩みました。でも僕は、役のために距離を取ったりすることが苦手なんです。 … 続きを読む
ドラマ2024年11月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。 病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む