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はい! 「Re:quest」という楽曲で、作詞も担当しました。この楽曲が映画の顔になったらいいなという思いがあったので、タイトルの「Re:quest」には、日本語で「依頼」という意味を持つこの単語を使いました。依頼人が来て、解決屋がトラブルを解決するという物語にちなんでいます。それから、「Re」は繰り返すという意味、「quest」には「探究心・追求」という意味があるので、依頼を受けてただ解決するだけでなく、黒斗はそれを繰り返すことによって何かを正そうとしている、変えようとしているということを感じてもらえたらという思いもありました。歌詞自体も映画のストーリーに沿う内容になっています。
いや、脚本を頂いたときにまず思ったことを書いて、演じていく中で黒斗として思ったことをメモしておいて、実際に撮影が終わった後に感じたことも書いた。3段階で集めた言葉を合体させて、なおかつ、曲に乗せたときにより伝わりやすいように塗り替えて塗り替えて作りました。
「人を良くも悪くもする魔法の紙」ですかね。持つ人によってその用途が変わるっていうのは怖いことだと思うし、でもそれを持つことによって心に余裕が出る人もいる。ただ、僕はどちらかというと怖いものだと思いますね。『クロガラス』はお金の怖さというのも描いている作品ですし。人間を駄目にさせてしまうものでもあるお金は怖いな、とこの作品に出演して改めて思いました。
黒斗という役は、僕をもともと知ってくれていた方にとっては新鮮で新たな一面を見てもらえる役でもあります。知らない人には、僕は本当はこういう人じゃないよって言っておきたいな(笑)。でも、この作品で、僕を知ってくれて、過去の作品だったり、2.5次元という言葉がもっともっと広がってくれたらうれしいです。次につながる終わり方にもなっていると思うので、エピソード3、エピソード4と続いていけばいいなと願っています。こんなことあるのかな、とか、いろいろなことを想像しながら見て楽しんでもらえたらと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
映画『クロガラス1』は3月9日から、『クロガラス2』は3月30日から公開。
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