【2.5次元】久保田悠来「平成の役者活動の集大成になる」舞台「仮面ライダー斬月」 -鎧武外伝- インタビュー

2019年3月6日 / 10:00

 2.5次元ミュージカルの『テニスの王子様』の跡部景吾役や、舞台『戦国BASARA』の伊達政宗役で活躍し、「仮面ライダー鎧武/ガイム」(以降、「鎧武」)の仮面ライダー斬月・呉島貴虎役をはじめ、多数の映像作品でも活躍する久保田悠来が舞台「仮面ライダー斬月」 -鎧武外伝-に出演する。2013年から14年にかけて放送され、放送終了後の今なお人気の「鎧武」に登場した仮面ライダー斬月を主役とする平成仮面ライダーシリーズ初の演劇作品。新たなオリジナルストーリーで、人間ドラマが深く描かれる。今回、久保田に出演の意気込みや「鎧武」の思い出などを語ってもらった。

仮面ライダー斬月/呉島貴虎役の久保田悠来

-平成最後の年に、仮面ライダーシリーズ初となる演劇作品化、しかも斬月・貴虎が主役と聞いてどう思いましたか。

 平成仮面ライダー20作品の節目と、平成がもうすぐ終わるという中、仮面ライダーという国民的コンテンツの初舞台化ということで非常に光栄ですし、今まで皆さんが紡いできたものの記念的なものになればと思っています。記念すべき舞台第1作として先陣を切れたのも「ライダー戦国時代の幕開け」ということで、鎧武らしく行きたいですね(笑)。

-ビジュアルイメージでは、貴虎がトレードマークでもあったスーツ姿ではないのが驚きでした。

 貴虎の影が斬月になっているのが最高ですよね(笑)。貴虎のイメージがTVシリーズとは大きく異なっているので、どんな話になるんだろうかという期待を膨らませてくれる1枚になったかと思っています。ただ共演者の方々がこれだけたくさんいるなら、「もしかして踊るんじゃないの?」という空気感がありますよね(笑)。貴虎が実は元ダンサーだったということもあるかもしれません。冗談ですけど(笑)。話としては貴虎の後日談も含め、前日談も描いた作品になっています。

-久保田さんは2.5次元作品の舞台でも活躍していましたから、舞台役者時代からのファンとしては本作がうれしいものになるんじゃないでしょうか。

 僕を舞台から知ってくださった方も多いと思いますので、ダンスは分かりませんが(笑)、アクション、殺陣を出せるなら出していこうかなという気持ちはあります。ただそれが貴虎とリンクするかというところは大事ですけどね。この舞台は、今まで舞台でやらせていただいた経験をフルに生かせる作品であり、僕の平成の役者活動の集大成になると思います。

-今回の舞台で共演される方々はTVシリーズには出演していなかった方々ですが、共演者の印象は?

 共演経験があるのは丘山(晴己)くんだけで、あとは初めてですね。テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)の経験者の方も多いですよね。僕もテニミュ出身ですから、いろいろ共通の話題もあって話しやすいと思うので、顔合わせが楽しみです。

-アフタートークにはTVシリーズで共演された方々が登場しますね。

 アフタートークで最も心配なのが僕と小林豊と丘山くんの回ですね(笑)。2人ともテンションがおかしいので、それが合わさったときに僕は何をすればいいんだろうかというのがあります(笑)。まだお会いしてない方たちとのアフタートークも組まれているので、今回の舞台ではアフタートークが最も心配です(笑)。

-脚本・演出を務める毛利亘宏さんはTVシリーズでも脚本を務めていました。

 一度、朗読劇「緋色の研究」でご一緒させていただいたことはありますが、毛利さんの舞台に出演するのは初めてなんです。毛利さんはVシネマの「鎧武外伝」で僕が出演していない「仮面ライダーバロン」の脚本を担当されていたんですが、打ち上げのときにお会いしたら、「貴虎のほうも書いてみたかった」と言ってくださったんですよ。だから、今回は毛利さんの描く斬月が見られるというのも楽しみです。

-ご自身にとって、「鎧武」とはどんな作品でしたか。

 仕事が舞台から映像へと本格的に移るときにタイミング良く頂いた作品でした。国民的に名前の通ったコンテンツなので業界の方も見てくださって、名刺代わりと言いますか、プロフィールみたいなものになった作品でもあります。だから、初めての舞台化に、ものすごいチャレンジを感じますし、モチベーションが上がりますね。

 
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