【2.5次元インタビュー】西銘駿、舞台「ダンガンロンパ3」主演に「ワクワクが大きい」

2018年7月16日 / 13:34

 「ダンガンロンパTHE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜」(初演14、再演16)、「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE〜さよなら絶望学園〜」(初演15、再演17)に続く、舞台化シリーズ第3弾となる「ダンガンロンパ3 THE STAGE 2018〜The End of 希望ヶ峰学園〜」。原作のハイスピード推理アクションゲーム「ダンガンロンパ」は、 “学級裁判”の中で相手の矛盾を論破して殺人事件の犯人を推理していくというストーリー。本作は、希望ヶ峰学園シリーズ最終章となるTVアニメ「ダンガンロンパ3」の初舞台化。本作で主演を務めるのは、男劇団 青山表参道Xとしても活動する西銘駿。西銘に、本作に懸ける意気込みを聞いた。

西銘駿

-大変人気のある作品ですが、主演が決まったときのお気持ちは?

 シリーズ1作目は本郷奏多くん、2作目は横浜流星くんと、テレビでも活躍されている方が主演されている作品だということもあり、すごく大きな舞台だと思っていました。僕自身、(原作の)アニメを見たり、ゲームをしていて思い入れがある作品だったので、この作品に携われることがすごくうれしかったです。プレッシャーよりもワクワクが大きいですね。

-西銘さんは、“超高校級の幸運”を持つとされる主人公の苗木誠を演じます。苗木をどう演じていこうと考えていますか。

 苗木はフラットな人間で、いい意味でどこにでもいるようなタイプだと思います。未来機関に所属する希望ヶ峰学園の卒業生は、みんないろいろな個性を持っている中、苗木だけは“超高校級の幸運”しかない。僕は、「ダンガンロンパ」は苗木がシリーズを通して成長していく物語でもあると思っています。苗木には何もないけれど、一筋の希望だけは折れずに持ち続けていく。どんな絶望でも苗木がいたら変わるんだと思ってもらえるようにしたいです。演出家の西森英行さんとは、アニメよりも感情を表に出し、本当の気持ちや内側からくる思いを舞台上で発散しようと話し合いました。アニメの苗木よりアグレッシブになると思います。

-今回、アクションシーンはありますか。

 苗木って他のキャラクターのアクションシーンと違って、逃げる。避ける。普段のアクション稽古とは全然違うことをやっているので、逆に難しいです(笑)。

-現在、稽古中で大変だと思いますが、稽古場で印象に残っていることは?

 今回、お稽古は約1カ月あるんですが、台本を最初の1週間で全部覚えてくるように指示があって…それが本当につらかったです(笑)。でも、それは残りの3週間でよりよいものを作るためなので、自分の成長にもつながることだと思っています。稽古の最初に、(演出の)西森さんからは、「(今回は基がアニメのため)どうしてもアニメに声を寄せてしまいがちだけど、普段通りの自分で苗木を演じるように」と言われました。まずは、自分の感情を大事に演じて、そのあとでキャラに寄せていくという流れなので、僕にはすごく新鮮でした。一度、そのキャラの感情を知っちゃえば、キャラは乗ってくるからとおっしゃっていたのが記憶に残っています。キャラ先行じゃなく、感情先行。感情から作っていく演出はさすがだなと思いました。

 
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