X


【気になるPERSON】堀井新太 BeeTV「ハイスクールドライブ」

 たわいのない会話やなんでもないやり取りも、どこかキラキラしていた学園生活。BeeTVのドラマ「ハイスクールドライブ」は、そんな高校生のリアルな日常を追体験できるドラマだ。フレッシュな顔ぶれの中で、ドラマ初主演を果たした「D☆DATE」のメンバー、堀井新太さんに、撮影期間を振り返ってもらった。 (写真◎金井尭子)

 

――まずは自己紹介からお願いします。

 「D☆DATE」という音楽ユニットをやりつつ、俳優もやっています。俳優のときは役の自分を、アーティスト活動をしているときは素の自分を見てもらうと露骨に違うと思うので、両方好きになってもらえたらうれしいです。

――「ハイスクールドライブ」の台本を読んだときの感想を教えてください。

 すごく日常生活に起こり得ることだと思いました。どうアクセントをつけようかなって考えたんですけど、監督からは「そのままやってください」と言われたので、普通に日常生活みたいな、ドキュメンタリーのようなイメージでお芝居をしました。

――出来上がりの映像を見た感想は?

 想像していたお芝居ができたかなって思います。脚本家の方には、僕が演じる蒼太という役は”不機嫌な二枚目”にしてほしいって言われてました。「例えば誰ですか?」って聞いたら、バスケ部っていうのもあって、(マンガ)「スラムダンク」の流川楓みたいな。自分とは全然、似ても似つかなかったんですけど。

――そんな蒼太と堀井さんに、共通点はありますか?

 なんだろうな…。似ているところはないっすね。ない。

――違う要素ばかりでしたか?

 そうですね、自分とは真逆のことばっかりだった気がします。なんか僕は、結構思ったことを言っちゃったりとか、感情を表に出しちゃう人なんですけど、蒼太は楽しいときでもあんまり笑わない。僕は人に好かれたい人間で普段からよくはしゃいでいたので(笑)、生き方とか全然違うなっていうふうに思いました。

――演じる上で難しかったことはありましたか?

 僕はバスケットボール部ではなかったので、撮影後、夜遅かったんですけどバスケの練習をしました。実際、シュートする場面も出てくるんで、フォームとかちゃんとバスケ部員に見えないと、と思って。

――このドラマでは、かなりリアルな高校生の生活が描かれていますね。

 本当に高校生の日常会話だと思いました。高校生のノリそのままだなって。

――ちなみに堀井さんが高校生だったころは、どんなことを考えていたんですか?

 野球部だったんですけど、60%ぐらいは野球のことを考えてましたね。あとは、進路のことが30%かな。勉強もそこまでやりたくないし。僕って何になりたいのかなって、すごい悩みました。あとの10%がアルバイト。フグ屋さんで働いてました。

――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

 みんな仲良かったです。飯を食うときはみんなで食ってましたね。外で食おうよって言って女子男子も一緒に。僕は20歳ですけど、他の人は現役バリバリの高校生なので、そういうところもホント、リアルだと思いました。

――共演した清水くるみさんはどんな方ですか?

 くるみちゃんですか…。しっかりしていて、お芝居にも熱心です。素のくるみちゃんもすごくステキな人だなと思いました。

――今年は舞台にドラマにと活躍の場が増えた1年だったと思いますが、今年の活動に点数をつけるとすると百点満点中何点ですか?

 そうですね…。まあ50点ぐらいじゃないですか。

――その理由は?

 上げ過ぎてもダメだから…。

――手応えもあるけど、あえてそこは厳しく、ということですか?

 そうっすね。やっぱりすごい人は幾らでもいるんで、謙虚にいこうかなって(笑)。

――では、来年の目標は?

 パソコンを持ってないので買いたいです。音楽をやっているから、自分で曲を作ってみたりしたい。海外のファッションを調べたりとか、パソコンで知識を蓄えていきたいです。

――最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

 高校というか、学生生活を卒業した人たちに一番見てほしいって、僕は思っています。このドラマを見ていただいたら、それこそ自分がかなわなかった青春時代の思い出とかが体験できると思うので、懐かしい青春時代に戻ってみてはいかがですか?

 

【堀井新太 10問10答】

1.好きなテレビ番組

 「アメトーーク!」。最近だと「衣装決まってる芸人」が面白かったです。

2.好きな映画

 『アルゴ』。これもめっちゃ最近ですね。ベン・アフレックさんが主演・監督で、両方やっている人ってどんな人なんだろうって思ったのがきっかけでした。

3.好きな食べ物

 サンマ。いい栄養素が含まれているので。

4.オフの時間の過ごし方

  友達と一緒に温泉に行きたいなと思っています。

5.他人に負けない特技

 グラブの手入れ。超詳しいです。外野とか内野とかピッチャーとか、守備位置に合わせてグラブの型を作れます。例えば外野だったらボールを落とさないように、キャッチポイントを深めにしたり。

6.最近買って気に入っているもの

 毛布! ふふ。超暖かいです。部屋を引っ越したばかりだったせいで、今まで薄い布団1枚だったんで。

7.最近ラッキーだと思ったこと

 昨日クレーンゲームをやったら、お菓子が詰まったタルが一発で取れました。

8.このドラマのように誰かの体に入り込めるなら、誰に入りたい?

 お母さんです。お母さんの1日の仕事の大変さを見てみたい。そうしたらもっと親孝行できるのかなって。

9.自分がA型だと実感したエピソード

 コップの裏側とか、気になって見ちゃいますね。透明なコップじゃなかったら、裏に何か付いてないかな?とか。あと、飲む前にコップの匂いをかいだりします(笑)。

10.好きな野球選手

 昔の南海ホークスの選手だった広瀬叔功さん。今、携帯で野球のゲームをよくやっているんですけど、その中ですごく活躍するので。現役の選手なら、先日ノーヒットノーランを達成したオリックスの西(勇輝)投手。次は完全試合も見てみたいです。

 

【プロフィール】

ほりい・あらた 1992年6月26日生まれ、東京都出身。主な出演作に「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(フジテレビ系)など、現在「うまいッ!」(NHK総合)にレギュラー出演中。D☆DATEとしては1月1日にライブDVDをリリース予定。

 

【放送情報】

「ハイスクールドライブ~目が覚めたら高校生だった~ 」

BeeTV&VIDEOストアで配信中(毎週月曜日更新)

1話約15分(※前後編)、 全10話

<アクセス方法>

ドコモのケータイから

(iモード) iメニュー→動画→BeeTV

(スマホ) dメニュー→dマーケット→VIDEOストア

 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「光る君へ」第十七回「うつろい」朝廷内の権力闘争の傍らで描かれるまひろの成長【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年5月4日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。4月28日に放送された第十七回「うつろい」では、藤原道長(柄本佑)の兄である関白・藤原道隆(井浦新)の最期が描かれた。病で死期を悟った道隆が、嫡男・伊周(三浦翔平)の将来を案じて一条天皇(塩野瑛 … 続きを読む

妻夫木聡「家族のために生きているんだなと思う」 渡辺謙「日々の瞬間の積み重ねが人生になっていく」 北川悦吏子脚本ドラマ「生きとし生けるもの」【インタビュー】

ドラマ2024年5月3日

 妻夫木聡と渡辺謙が主演するテレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「生きとし生けるもの」が5月6日に放送される。北川悦吏子氏が脚本を担当した本作は、人生に悩む医者と余命宣告された患者の2人が「人は何のために生き、何を残すのか」という … 続きを読む

城田優、日本から世界へ「日本っていいなと誇らしく思えるショーを作り上げたい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年5月3日

 城田優がプロデュースするエンターテインメントショー「TOKYO~the city of music and love~」が5月14日から開幕する。本公演は、東京の魅力をショーという形で世界に発信するために立ち上がったプロジェクト。城田が実 … 続きを読む

【週末映画コラム】台湾関連のラブストーリーを2本『青春18×2 君へと続く道』/『赤い糸 輪廻のひみつ』

映画2024年5月3日

『青春18×2 君へと続く道』(5月3日公開)  18年前の台湾。高校3年生のジミー(シュー・グァンハン)は、アルバイト先のカラオケ店で4歳年上の日本人バックパッカーのアミ(清原果耶)と出会い、天真らんまんでだがどこかミステリアスな彼女に恋 … 続きを読む

「光る君へ」第十六回「華の影」まひろと道長の再会からうかがえる物語展開の緻密さ【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年4月27日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。4月21日に放送された第十六回「華の影」では、藤原道隆(井浦新)率いる藤原一族の隆盛と都に疫病がまん延する様子、その中での主人公まひろ(吉高由里子)と藤原道長(柄本佑)の再会が描かれた。  この … 続きを読む