南沙良 香港との合作映画で本格アクション初挑戦!「とても楽しかったです」『殺手#4(キラー・ナンバー4)』【インタビュー】

2026年4月2日 / 13:00

南沙良(C)エンタメOVO

-本作が長編初監督となるリョン・コイイン監督の印象はいかがでしたか。

 言語が異なるので、最初は監督の意図を把握するのも難しかったくらい、コミュニケーションに苦労しました。ただ、監督が日本語を熱心に勉強してくださって、撮影までの二カ月くらいの間に、ものすごく上達されていたんです。そうやって、日本語でコミュニケーションを取ろうとしてくださったことが、すごくありがたくて。「オンラインの語学学習ツールで勉強した」とおっしゃっていたので、私もやってみようかと思ったくらいです(笑)。監督は現場でも一番明るく、場を盛り上げてくださったので、スケジュールはタイトでしたが、常に明るく、和気あいあいとした現場でした。そういうところからも、この作品に懸ける意気込みが伝わってきました。

-現場の様子はいかがでしたか。合作映画ということで、日本とは異なる部分も多かったと思いますが。

 現場の進め方は、日本とはだいぶ違いました。真っ先に感じたのは、スピード感の違いです。本番では、あまりテイクを重ねず、スピーディーに進んでいって。でも、スピード感が大事なこの作品には、そういう進め方が合っていた気がします。その上、皆さんが意見を出し合って作り上げていく現場だったので、私も自分の意見をしっかり持つことを心掛けました。その点、台本に所々、日本語として少し聞き慣れないせりふもあったので、より自然な言い方を提案させていただいたりもしました。そういう経験は、今後のお仕事にも役立つのではないかと思っています。

-南さんは本作以外にも、今年に入ってから『万事快調<オール・グリーンズ>』、『禍々女』、『外道の歌SEASON2』(4/9配信予定)、『マジカル・シークレット・ツアー』(6/19公開予定)など多数の出演作が公開されています。多忙な日々を過ごす中、俳優としてお芝居を磨くために心掛けていることはありますか。

 お芝居する上では想像力や感受性が大事なので、それを養うために読書をするようにしています。個人的にも読書が好きで、小説やエッセーをよく読んでいます。最近も、益田ミリさんが幼少期の思い出を書かれたエッセー『小さいわたし』を読みましたが、とても面白かったです。

-本格アクション初挑戦となった本作のほか、『万事快調<オール・グリーンズ>』ではラップを披露するなど、南さんは作品ごとにさまざまなことに取り組まれています。今後、挑戦したいことがあれば教えてください。

 普段からよく「何かを抱えていそう」と言われ、実際、内に何かを秘めたような陰のある役をいただくことが多いのですが、私自身は全くそういうタイプではないので、機会があれば、正反対の朗らかな役にも挑戦してみたいです。そういう意味では、コメディーも未経験なので挑戦してみたいですし、“サメ映画”も大好きなので、『ヒグマ!!』(26/闇バイトに手を染めた若者たちが、ヒグマと壮絶な死闘を繰り広げる。主演:鈴木福)のような“モンスターパニック”ものもぜひやってみたいです!

-それでは最後に、さまざまな作品に意欲的に取り組まれている南さんの考える本作の見どころを教えてください。

 香港のアクション映画らしくスピーディーな展開が楽しめる一方で、No.4と雲の掛け合いもほほ笑ましく、温かいシーンもたくさんある作品です。無鉄砲に突っ走るNo.4と雲のバディ感も見どころなので、楽しんでいただけたらうれしいです。今回、アクション映画に参加させていただけたことは私自身、とてもうれしかったですし、続編などの機会があれば、さらにトレーニングを積み、より高度なアクションに挑戦したいと思っています。ぜひ応援よろしくお願いします!

(取材・文・写真/井上健一)

『殺手#4(キラー・ナンバー4)』

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

小栗旬「織田信長は、気づいたら“破壊神”になっていた」“本能寺の変”迫る!【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年7月5日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 20:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄の秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。7月12日放 … 続きを読む

唐沢寿明「原点回帰をした感じがしました」『トイ・ストーリー5』【インタビュー】

映画2026年7月3日

-唐沢さんがこのシリーズに感動するポイントはどこにありますか。  やっぱりおもちゃにも出会いと別れがあるという、人間の世界と同じようなストーリーを入れているところかな。愛されていたのに捨てられたとか、おもちゃの側に立つとそれは悲しいことだろ … 続きを読む

【映画コラム】6月の公開映画から

映画2026年7月3日

「シラート」(6月5日公開)★★★ スペイン産の異色ロードムービー  砂漠でのレイブパーティー(音楽イベント)に参加したまま行方が分からなくなった娘を捜すため、ルイスは息子のエステバンと共にモロッコの山岳地帯から砂漠の奥地へと車を走らせる。 … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第25回「変事の予兆」家臣を追放した信長の孤独【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年7月2日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。6月28日放送の第25回「変事の予兆」では、天下統 … 続きを読む

ケナ・ハリス共同監督&リンジー・コリンズプロデューサー「おもちゃたちがデバイスのことをどう思うのかという視点がとても面白い」『トイ・ストーリー5』【インタビュー】

映画2026年7月1日

-今回は、子どもたちにとって、友達という存在は何なのか、相手はデバイスでもいいのか、それともやっぱり人間がいいのかなど、いろいろと考えさせられるところがありました。 コリンズ 今回は、友情の形みたいなものが物語を開発していく上での鍵になりま … 続きを読む

page top