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南沙良(C)エンタメOVO
言語が異なるので、最初は監督の意図を把握するのも難しかったくらい、コミュニケーションに苦労しました。ただ、監督が日本語を熱心に勉強してくださって、撮影までの二カ月くらいの間に、ものすごく上達されていたんです。そうやって、日本語でコミュニケーションを取ろうとしてくださったことが、すごくありがたくて。「オンラインの語学学習ツールで勉強した」とおっしゃっていたので、私もやってみようかと思ったくらいです(笑)。監督は現場でも一番明るく、場を盛り上げてくださったので、スケジュールはタイトでしたが、常に明るく、和気あいあいとした現場でした。そういうところからも、この作品に懸ける意気込みが伝わってきました。
現場の進め方は、日本とはだいぶ違いました。真っ先に感じたのは、スピード感の違いです。本番では、あまりテイクを重ねず、スピーディーに進んでいって。でも、スピード感が大事なこの作品には、そういう進め方が合っていた気がします。その上、皆さんが意見を出し合って作り上げていく現場だったので、私も自分の意見をしっかり持つことを心掛けました。その点、台本に所々、日本語として少し聞き慣れないせりふもあったので、より自然な言い方を提案させていただいたりもしました。そういう経験は、今後のお仕事にも役立つのではないかと思っています。
お芝居する上では想像力や感受性が大事なので、それを養うために読書をするようにしています。個人的にも読書が好きで、小説やエッセーをよく読んでいます。最近も、益田ミリさんが幼少期の思い出を書かれたエッセー『小さいわたし』を読みましたが、とても面白かったです。
普段からよく「何かを抱えていそう」と言われ、実際、内に何かを秘めたような陰のある役をいただくことが多いのですが、私自身は全くそういうタイプではないので、機会があれば、正反対の朗らかな役にも挑戦してみたいです。そういう意味では、コメディーも未経験なので挑戦してみたいですし、“サメ映画”も大好きなので、『ヒグマ!!』(26/闇バイトに手を染めた若者たちが、ヒグマと壮絶な死闘を繰り広げる。主演:鈴木福)のような“モンスターパニック”ものもぜひやってみたいです!
香港のアクション映画らしくスピーディーな展開が楽しめる一方で、No.4と雲の掛け合いもほほ笑ましく、温かいシーンもたくさんある作品です。無鉄砲に突っ走るNo.4と雲のバディ感も見どころなので、楽しんでいただけたらうれしいです。今回、アクション映画に参加させていただけたことは私自身、とてもうれしかったですし、続編などの機会があれば、さらにトレーニングを積み、より高度なアクションに挑戦したいと思っています。ぜひ応援よろしくお願いします!
(取材・文・写真/井上健一)

『殺手#4(キラー・ナンバー4)』
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