エンターテインメント・ウェブマガジン

(C)エンタメOVO
そういう意味では、その両方が真実でもあると思います。その中で自分でどうにかできるのは、「自分の考える自分らしさ」なのかなと。自分が「こうしたい」「こういうことはしたくない」と考えることが、自然と「自分らしさ」につながっていくのだと思います。だから、僕自身は「自分の考える自分らしさ」を大事にしつつ、「周囲の考える自分らしさ」については、客観的なイメージとして見ている感じです。
こういう考え方に至ったのは、この仕事を始める前からの蓄積の結果で、明確にきっかけと言えるものはありません。ただ、この仕事をしていると「こういうイメージ」と言われることはよくありますよね。なので、意識的なものは、仕事を始めてからの方が強くなっているかもしれません。
改めて振り返ってみると、僕自身はむしろ周囲に合わせないようにしてきた気がします。基本的に、あまのじゃくなんです(笑)。10代から20代前半の頃は、オーディションに行って周りが緊張して真剣に台本を読んでいたら、僕は余裕のあるふりをしてみたり、逆にくだけた雰囲気の場合は、張りつめて集中しているように振る舞ってみたり…。そんなふうに、周囲に合わせようとせず、いかに自分のペースを保つかを考えていた気がします。
周りに合わせて自分を抑えて、なにか思いを抱えながら過ごす人生も、周囲を気にせず自分らしく生きる人生も、一度きりという点では一緒です。だから、我慢ばかりするのはもったいないのではないかと、僕の根っこには、そういう考え方があります。だからと言って、常に深く大げさに考えて生きているわけではありませんが(笑)。でも、そんなふうに「有限性」に目を向けてみると、考え方にも変化があるかもしれないですよね。
まだまだ経験不足で、楽しさを感じている余裕はないかもしれませんが…。ただ、実写の作品で「この役が合ってる」と評価いただく場合、皆さんのその熱量の中に、僕自身が重なっていることが多いのかなと思うんです。例えば、ドラマ「イグナイト -法の無法者-」(25)の場合、主人公の宇崎凌と僕を重ねてご覧になる方も多かったのではないかと思います。でも、『BLUE GIANT』のときは、僕抜きで、沢辺雪祈というキャラクターが単独で評価されている感じがあって。その感覚は面白かったです。だから、この作品でも、浦井洸というキャラクターがどんなふうに評価いただけるのか、楽しみです。
(取材・文・写真/井上健一)

『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』 (C)「不思議の国でアリスと」製作委員会
舞台・ミュージカル2026年1月16日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 語りは、土地と人を結び直します。 … 続きを読む
ドラマ2026年1月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)と共に天下統一を成し遂げるまでの奇跡を描く物語だ。1月11日に放送された第2回「願いの鐘」では、一度は故郷の村 … 続きを読む
映画2026年1月15日
-今回は、初老の謎の女性と年下の男の子の話でしたが…。 松田 これは、ラブストーリーとか、いろいろな解釈で見る方がいると思いますが、実はだまし合いの話なんです。主人公の文子は、もともとは詐欺師だったのかもしれない。お金を元手に何かを搾取した … 続きを読む
ドラマ2026年1月14日
-ルッキズムは人格形成にも影響があると思います。菅生さんが幼少期から育つ中で、周囲の人から影響を受けたことはありますか。 両親が見た目ではなく「君の1番いいところはここだよ」と内面の個性を伸ばす形で育ててくれたので、幼い頃から家族の中で … 続きを読む
ドラマ2026年1月8日
西畑大吾主演のドラマ「マトリと狂犬」(MBS・TBSドラマイズム枠/毎週火曜深夜)が1月20日にスタートする。本作は、「ヤングチャンピオン」(秋田書店)で2020年から連載されている同名漫画のドラマ版。 麻薬取締捜査官・黒崎、刑事・葛城 … 続きを読む