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自分は与えられた役を生きることに集中したいと思います。ただ、今も昔も、みんなそれぞれに傷ついて、それを隠して生きていると思います。戦争は終わらないし、いつ起こるかも分からない。戦争と背中合わせの世界であるということは今も変わらないので、きっと共感してもらえる作品になるのではないかと思います。
(魅力がどこにあるのかは)あまり考えたことがないかもしれません。ただ、自分に合っているのかなとは思います。始まったら終わりまでストップしないというスタイルも、そこにお客さんがいるという空間も合っていると思います。刺激や怖さなど、普段、生活していて感じることがない気持ちになれるのも、自分には必要なことだと思っています。
舞台は途中で辞められないので、緊張感もあって、やっぱり怖さは感じます。それはほかではなかなか経験できないことです。
運だと思います。体も声も大事ですし、皆さん覚悟を持って舞台に臨まれていると思うので、何があってもやり切ること。ただ、どうにもならないこともあると思うので、あとは運かなと思います。
何でしょうね。…分からないですね。ただ、物に対しても人に対しても、丁寧に扱うということは心掛けています。できる限り、好き嫌い関係なく。ボンって(放り投げるように)置かずに丁寧に置いたり、開けたらきちんと閉めたり。生活の中での丁寧さは意識しているところです。
愛情表現なんですかね…そうかもしれません。
この作品は、映像的な作品だと思うので、舞台で見せるというのはチャレンジングなのではないかと感じています。同時に、すばらしいものが舞台で表現できそうでもあります。作られたものとリアリティーが混合した気持ちの悪いものができそうな気がするんです。舞台は生で人が“生きている”姿が見られるので、見たことがない方はぜひ一度、劇場で見ていただきたいですし、舞台に興味がある方は何か新しい感覚を味わっていただける作品になると思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
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