髙木雄也、スタイリッシュ&セクシーな役に「それはもとからなので大丈夫」【インタビュー】

2025年3月4日 / 08:00

 Hey! Say! JUMPとしてのグループ活動だけでなく、近年は舞台での活躍も著しい髙木雄也。その髙木が、3月30日(日)から上演されるミュージカル「アメリカン・サイコ」に出演する。1980年代末バブル期におけるニューヨークのウォール街を舞台に、昼はエリートビジネスマン、夜はセクシーなシリアルキラーという二つの顔を持つパトリックの姿を描く本作。原作小説は犯罪物であると同時に、痛烈な社会風刺と皮肉を前面に押し出したブラックコメディーで、2000年に映画化、2013年にはロンドンでミュージカルとなり、その後もブロードウェイやオーストラリアで上演されて成功を収めてきた。今回は、日本初演となる本作で、主人公パトリックを演じる髙木にミュージカルに対しての思いや、役作りについてなどを聞いた。

髙木雄也【ヘアメーク:小林綾子/スタイリスト:根岸 豪(THE Six)】

-昼はエリートビジネスマンで、夜はセクシーなシリアルキラーというチャレンジングな役柄ですが、本作への出演について心境を教えてください。

 そういう二面性がある役はいつかチャレンジしてみたいと思っていたのでうれしいです。やっとできるなという思いもありますが、普通の人間ではありえない裏の面を持った役なので、稽古に入る前の今はそれを見つけるのが大変だと感じています。

-その裏の面について役作りをどう考えていますか。

 映画などを見て考えるのも良いのではないかと思ってはいますが、今の段階ではまだ分からないです。参考にしようにも、そんな人間が自分の周りにいるわけではないですから(笑)。映画やドラマでもそうした役は出てきますが、結局、それを演じる方たちも想像を働かせて作り上げたり、演出家さんとディスカッションをして作ったりされているのだと思うので、今はどうすればいいんだろうと悩み中です。

-その二面性をしっかり表現したいという考えは現時点ではありますか。

 僕の中ではありますが、見せ方も分かりやすくしないと本番までの限られた時間の中では伝えられないとは思っています。それにブラックコメディーなので、コメディーの部分も大事になってくるんだろうなとも考えています。

-前回に出演したミュージカル「ブロードウェイと銃弾」とはコメディーのタッチが一転していますね。

 「ブロードウェイと銃弾」は派手で、常にみんなが笑っているような作品でした。僕にとって初めてのミュージカルでしたので、ミュージカルはこういうものなんだと思いました。今回も同じような楽しい雰囲気の作品になるのか、それともまた違った空気感のある作品になるのか楽しみです。

-ミュージカルへの出演が2作目となるわけですが、本作のオフィシャルコメントで「最後のミュージカルになるかもしれない」とありました。ご自身にとってミュージカルはどうですか。

 楽しいですよ(笑)。舞台の上に立って、もし自分が世界を目指すのだったら、ミュージカルでいきます。自分がミュージカルをやってみたいなと思ったきっかけは、海外で英語版のミュージカル「ファントム」を見たからなんです。そのとき、英語は全く分かりませんでしたが、歌のシーンになるとその人の気持ちが全て心に届いて、どんな場面をやっているのかすぐ分かるので、言葉が違っていても気持ちが世界中に通じるなんて、ミュージカルってすてきだと思いました。

-「ブロードウェイと銃弾」に出演して、ミュージカルに対する心境の変化はありましたか。

 「ブロードウェイと銃弾」はたくさん大変なこともあったので、ミュージカルはもうやめようと思ったこともありました。ですが、大変なことと同時に楽しさもあったので、あの時のメンバーとまた一緒にできたらと思っていますし、自分が成長できたら、またみんなに会いたいなという気持ちがあります。

-どういうところに楽しさを感じていましたか。

 緊張が解放された時です。大千秋楽が終わったときにやっと緊張が解けましたが、公演中はとんでもないくらい緊張していました。なので、その解放感は最高でした(笑)。終わった時の脱力感がすごくて本当に動けなくなるんです。家へ送ってもらっても車から降りられないくらい(笑)。それから、お客さんを前にして、ステージに立つことが好きだという気持ちもあります。

-その緊張はいつから始まっているんですか。

 こうして取材が始まると近づいているなと感じますが、やっぱりあと数日で本番となるとまたそこで緊張して…だからずっと緊張しています(笑)。最初の本読みでは余裕なふりをしていますが、本当に死ぬほど緊張しています。「ウェーイ!」とはしゃいでいますが、それは緊張を隠すために言っているんです(笑)。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

丸山隆平「きっと誰も見たことがないものになる」 舞台「water」で挑む半自伝的世界【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月14日

 丸山隆平と、演劇団体マームとジプシーの主宰を務め、劇作家・演出家として注目される藤田貴大が企画し、作り上げる舞台「water」が9月27日から上演される。本作は、丸山の記憶の断片を散りばめながら、藤田の視点で見つけた京都という土地、そして … 続きを読む

倉悠貴 豊臣兄弟を支える軍師・黒田官兵衛を好演中「最後までしっかり演じ切りたい」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年9月13日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴秀長/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。劇中、軍師 … 続きを読む

安田章大、『髪結いの亭主』の初めての舞台化に「人間たちの退廃感がより響くのではないか」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月9日

 1990年に公開されたパトリス・ルコント監督の代表作『髪結いの亭主』が、安田章大主演で初めて舞台化される。原作となる映画は、一人の男の純粋で偏愛的な恋心を描いたフランス映画の傑作。今回の舞台化では、原作映画を大胆にアレンジし、物語を195 … 続きを読む

【映画コラム】8月の公開映画から

映画2026年9月4日

「ミニオンズ&モンスターズ」(8月7日公開)★★★ 映画のパロディーが満載  最強最悪のボスを求めて旅を続けるミニオンズがたどり着いたのは、1920年代のハリウッド。西部劇の撮影に乱入したことから映画スタジオに入り込み、人気スターと … 続きを読む

山口馬木也 柴田勝家の最期は「不思議な体験でした」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年8月30日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。8月30日放 … 続きを読む

page top