川島如恵留「Travis Japanのメンバー皆で飛び上がって喜びました」 アニメ「多数欠」【インタビュー】

2024年11月13日 / 18:43

川島如恵留【ヘアメーク:佐藤紀子(JOUER)、スタイリング:横田勝広(YKP)】(C)宮川大河/COMICSMART INC./多数欠製作委員会

実際にアフレコに挑戦した感想はいかがですか。

 とてつもなく楽しくて難しかったです。収録前はアフレコの現場で声優の皆さんの声入れの様子を見学させていただいたり、台本にいろいろなことを書き込んで勉強したり、家で自分の声を携帯電話に録音して何度も聞き返したり、自分なりに特訓しました。映像作品では顔の表情でのお芝居もできますが、アニメは声色や音圧、滑舌など声だけでお芝居をするので、気を付けることがたくさんあって。1番難しかったのは台本に「…」や「!?」というせりふがあることです。せりふの「」の中に「!!」しかなかったりするので最初は驚きましたし、“はっ…”とするときの息遣いの表現などを何度も練習しました。

アフレコの際に印象に残っているエピソードはありますか。

 声優の皆さんと同じブースに入って収録したときに、今高校2年生で王野頼音役の熊谷俊輝くんと、なぜなのか理由は分からないのですが、声のやり取りで友達になれている感じがして。そのときの熊谷くんとのせりふのやり取りが忘れられないです。

-Travis Japanのメンバーや事務所の先輩などからアドバイスはもらいましたか。

 Kis-My-Ft2の宮田俊哉くんが事務所のライブ『WE ARE!』のときに僕の所に来てくれて、「声優をやるんでしょう。自信を持って頑張ってね」と言ってくれました。宮田くんは、自分が思っている以上に感情の波を出してしゃべった方がいいよとか、僕はこういうふうに勉強しているよとか、声優のお仕事の先輩としてアドバイスをたくさんくださって。それまでは「僕もアニメが好きなんです」というアニメオタクとしての会話だったのですが、そのときに声優の先輩としてアドバイスをいただけたのがうれしかったです。

今回アフレコに初挑戦されて、グループとしてOPテーマも担当されましたが、今後はどのようなことに挑戦していきたいですか。

 今回、夢だった声優のお仕事に挑戦できて、もっと挑戦したいという欲が出てきたので、個人としては声優のお仕事がもっとできたらうれしいです。「多数欠」の続編や劇場版のキャラクターの声などもできたらいいなと思いますし、もっとほかの作品にも挑戦して、オリジナルキャラクターの声ができるようになりたいです。グループとしては作品のテーマソングなどもたくさん出せたらいいなと思います。

最後に視聴者の方に、“ここは絶対に聞いてほしい”というご自身の注目ポイントを教えてください。

 普段僕が使わない言葉遣いのせりふをたくさん発したり、普通に生きていて出さないような声を出したりしているので、ドキドキしながら聞いてもらえたらいいなと思います。叫んだりするシーンもあるのですが、ちょっと口が悪い川島如恵留…ではなく、葛西甲斐として聞いてもらえたらうれしいです。

(取材・文/小宮山あきの)

(C)宮川大河/COMICSMART INC./多数欠製作委員会

毎週火曜日深夜1時59分から日本テレビ、BS日テレ、RAB青森放送にて順次放送中。Travis Japan 12/4リリース2nd アルバムより先行配信『Fly Higher』配信中。

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

原田琥之佑「この映画は、何でもあるけど、何にもないみたいなところが一番の魅力だと思います」『海辺へ行く道』【インタビュー】

映画2025年8月26日

-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。  奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む

上田竜也&橋本良亮、舞台初共演を通して「絆はより強固になる」 音楽劇「謎解きはディナーのあとで」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月26日

-皆さんの歌唱シーンもあるのですか。 橋本 それはもちろん、ちょくちょくあります(笑)。歌います。アンサンブルの方と一緒に歌うシーンもありますが、ミュージカルではないんです。バックに流れていて、それに合わせて芝居していくという形だと思います … 続きを読む

青山貴洋監督「問診シーンが最大の課題に」日曜劇場『19番目のカルテ』【インタビュー】

ドラマ2025年8月25日

 また、原作から得た気付きも大きいという。「原作には、読者の感情を揺さぶる瞬間が描かれています。それがどこにあるのかを探りながら、ドラマにもそのエッセンスを取り入れるようにしています」。  原作の短編では、百々がさまざまな医療機関を受診して … 続きを読む

中園ミホ 連続テレビ小説「あんぱん」は「やなせたかしさんが書かせてくださった」執筆を終えた脚本家が物語を振り返る【インタビュー】

ドラマ2025年8月22日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、いよいよクライマックスが近づいてきた。このタ … 続きを読む

森田剛「戦争と背中合わせの世界であるということは今も変わらない」 19世紀を代表する未完の戯曲に挑む パルコ・プロデュース 2025「ヴォイツェック」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月22日

-本作は、19世紀を代表する未完の戯曲です。そうした作品を今、上演する面白さや魅力はどう感じていますか。  自分は与えられた役を生きることに集中したいと思います。ただ、今も昔も、みんなそれぞれに傷ついて、それを隠して生きていると思います。戦 … 続きを読む

Willfriends

page top