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きいちゃんも小泉さんも本当に気さくな方でした。僕がテレビなどに出始める前から見ていた方たちなので、そういう意味では、その方たちと共演できるというのはすごくうれしかったです。何より、現場ですてきな俳優さんと一緒にいると、自分で「俺も芝居できてるじゃん」と勘違いしてしまうぐらい、引っ張ってくれるので、そこは感謝しています。あと、やっぱりいい俳優って人間としてもいいんですよね。面白い人たちなんです。
眼鏡作りの視点はもちろん、明治時代の衣装などもすごくかわいいですし、僕が演じた幸八は、時代をまたいでいる人だという感じがすごくあると思います。そういうところにもちょっと注目していただきたいです。あとは、これから何かを始めようと思って、誰もやっていないことに飛び込もうとした時に、いろいろと迷いや反発があると思いますが、それでも先人たちはゼロからスタートして、それを広げていって今の日本があるので、そういう人たちからもらえるパワーというのがこの作品にはすごく詰まっていると思います。なので、何かパワーが欲しいなとか、踏み出す勇気が欲しいなと思った時にこの作品を見ていただけたらと思います。
今はハリウッドに限らずアジアに注目しています。以前、日本とミャンマーとの合作(『マイ・カントリー マイ・ホーム』(18))にも出ましたが、もっとアジアの作品に出たいと思っています。タイとか中国とかインドネシアとか。インドもそうですけど、インドは踊らなきゃいけないから…。もしアジアが全部合体したら、映像の技術的にもすごく伸びていますから、ハリウッドとも並べるのではないかと思います。そういう意味では、アジアがルーツの人間として、もっとアジアの映画に出たいという思いが強くなってきました。
(取材・文・写真/田中雄二)

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