エンターテインメント・ウェブマガジン
面白いテーマで、楽しそうな作品だと思いました。原作(青木U平氏の漫画)を読んでみたら、少しシュールな感じもありながら、どこかドキドキするような、面白くて笑えるという、いろんな要素を詰め込んだ印象で。演じる上では、そういう原作のニュアンスをうまく表現できたら…と思っていました。
“推し”と急接近して、同じ部屋に閉じ込められたり…というファンタジーな要素が全体的に強いんですけど、演じる上ではやり過ぎてもダメで、かといって普通にやっても面白さが伝わらないので、その辺のさじ加減が難しかったです。ミワさんとしては、ただ一生懸命なだけで、決して面白くしようとしているわけじゃないんですよね。それが、ちょっと引いて見たときに、面白おかしく見えるということで。だから、演じる際には狙いすぎず、その都度、監督や周りの方と加減を相談しながらやっていました。
私は主演の場合でも、どちらかというと「自分が現場を引っ張っていこう」というタイプではないんですけど、今回は、明るい方たちがそろったキャストやスタッフの皆さんに助けられました。堤さんはもちろん、片桐はいり(八海邸のベテラン家政婦・一駒和枝役)さんも楽しい方ですし、恒松(祐里/ミワさんがなりすましている“美羽さくら”本人役)さんはいつも元気で、山口(紗弥加/八海のマネジャー、藤浦華純役)さんは周りをぱっと明るくしてくれる方ですし。それぞれの役はもちろん、ご本人もすごく魅力的な方たちばかりだったので、そういう意味では、めったにないくらい楽しい現場で、毎日、笑って過ごすことができました。
月曜から木曜まで1日の終わりに15分、その日あった嫌なことをクスッと笑い飛ばしてくれるドラマになっていると思います。原作はまだ連載中なので、今回のドラマは途中からオリジナルの展開になっていきますが、その点は原作をご存じの方も、また違った作品として楽しんでいただけるのではないでしょうか。また、ミワさんの家のセットなども、美術さんが遊び心を持って飾り付けしてくださったので、そういう部分も、一時停止してじっくりご覧いただけたら、一味違った面白さが見つかると思います。ぜひ1日の終わりに、気軽に楽しんでください。
(取材・文・写真/井上健一)
ドラマ2024年11月23日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月17日に放送された第四十四回「望月の夜」では、3人の娘を天皇の后にした藤原道長(柄本佑)が、有名な「このよをば わがよとぞおもふ もちづきの かけたることも なしと思へば」という「望月の歌 … 続きを読む
映画2024年11月22日
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開) 真面目な税務署員の熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師の氷室マコト(岡田将生)の巧妙な詐欺に引っかかり大金をだまし取られてしまう。 熊沢は、親友で刑事の八木(皆川猿時)の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年11月20日
-なるほど。では、公演が12月ということで、2024年の振り返りをお願いします。 今年は自分で掲げた目標に対しての成果も感じることができたので、充実した1年でした。これまではどこかで「やらされている」という感覚があって、自分の意志でできた … 続きを読む
ドラマ2024年11月17日
Q:合格に向けて、どのように勉強されたか教えてください。 早川 中3の2月に、予備試験を目指すぞって決めてからは、興味の赴くままがむしゃらに勉強してました。平日は、学校から帰ってきて、先ほどお話しした「伊藤塾」のオンライン授業を夜10時 … 続きを読む
映画2024年11月15日
-お2人は今回初共演となりますが、現場での様子はいかがでしたか。 八村 「シェアハウス対ユウ」という構図がある中で、共演者の方々とどういう距離感で接すればいいのか、だいぶ悩みました。でも僕は、役のために距離を取ったりすることが苦手なんです。 … 続きを読む