エンターテインメント・ウェブマガジン
地元でおいしいご飯屋さんを新しく見つけた感じでしょうか。自分の身近にあったんだけど、その魅力に全然気付かなかったみたいな感じがしました。カメラというジャンルでいえば、すぐそばにあるし、フィルムはちょっと離れているけれど、フィルムカメラは最近はやっていて、撮る人も多いので、割と身近にあったはずなのに知らなかったみたいな。なので、それを発見したときのワクワク感みたいなものがありました。
福澤くんと桑山くんは、映画初出演で、最初はすごく緊張していたので心配していたのですが、いざ撮影が始まると、とてもやりやすかったです。休憩中もずっとしゃべっているほど仲良くなって、アドリブのシーンが多かったのですが、お互いに自然にふざけ合うことができました。また、監督からすごく自由にやらせてもらえたので、2人と一緒に、当時の高校生が盛り上がる様子をうまく作り出せたと思います。高石さんとは、以前も映画で共演したことがあったので、絶対的な信頼を置いていました。僕がどんな球を投げても、全部キャッチしてくれる感じがして、すごくやりやすかったです。
実際に8ミリフィルムを使って撮ったシーンがあるので、ぜひ映画館でそれに触れてほしいと思います。あとは、4人の同世代ならではの雰囲気です。きっとどの世代であっても、同世代の方はいると思うので、「自分の高校時代もこんな感じだった」というノスタルジーを感じながら、見ていただければと思います。すごく映画愛にあふれた優しい作品なので、温かい気持ちで見ていただけると思います。また、最近、僕らの世代は、フィルムカメラに関心を持っている人が多いので、そういう意味では、「フィルムカメラって写真だけじゃないぞ」というところを感じてもらえたら面白いのかなと思います。フィルム写真の画質や色味が好きな人なら、映像も絶対好きになると思います。
(取材・文・写真/田中雄二)
舞台・ミュージカル2025年7月18日
-「違和感を持ち帰ってほしい」ということですが、今の世の中、「分からないもの」は何かと切り捨てられがちです。その点については、どのようにお考えでしょうか。 まず、僕自身は分からないものを提示しているつもりはありません。だから、その人の中で … 続きを読む
映画2025年7月18日
『「桐島です」』(4日公開) 1970年代に起こった連続企業爆破事件の指名手配犯で、約半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した桐島聡の人生を高橋伴明監督が映画化。 桐島が逃亡中に何を考えどういう生活を送っていたのかは想像するしかない。だから … 続きを読む
イベント2025年7月14日
-先ほどグルメの話がちょっと出ましたが、台湾で撮影中の思い出とかエピソードがあれば。 台湾におじゃまさせていただいたのは、映画『テルマエ・ロマエ』の撮影以来2回目だったんですが、とにかくスタッフのみなさんと和気あいあい撮影が … 続きを読む
映画2025年7月11日
-最初に35ミリフィルムで撮ったというテロップが出ますが、画面の色遣いや音楽の使い方を見ていると、70年代のニューシネマのような雰囲気があると思いましたが、そういう狙いはあったのでしょうか。 その通りです。ただ、それはアメリカ映画に限った … 続きを読む
映画2025年7月10日
-2度の災害を経験して行き場のない怒りを抱いている山本が、ボランティアの若者と出会って心が解けていって笑顔を浮かべる場面が印象的でしたが、若者役の小林虎之介さんとの絡みはいかがでしたか。 僕は若い人と芝居をするのがすごくうれしいんです。今 … 続きを読む