円井わん「海外進出することが夢」新進気鋭の若手俳優が新感覚のタイムループ映画で主人公を好演 【インタビュー】

2022年10月12日 / 07:00

 小さな広告代理店で、休む間もなく仕事に追われる吉川朱海はある時、後輩社員から「僕たち、同じ1週間を繰り返しています!」と告げられる。週末が終わっても、再び訪れる先週と全く同じ月曜日、全く同じ1週間…。半信半疑が確信に変わる中、吉川たちはこのタイムループを抜け出す方法を探し始めるが…。どこにでもあるごく普通のオフィスを舞台にした新感覚のタイムループ映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』が10月14日から公開となる。本作で主人公の吉川を演じているのが、早くも映画主演2作目となる新進気鋭の若手俳優・円井わん。撮影の舞台裏や今後への意気込みなどを語ってくれた。

円井わん(スタイリスト:飯間千裕/ヘアメーク:MARI(SPIELEN)) (C)エンタメOVO

-本作は同じ時間を何度も繰り返す“タイムループもの”ですが、どこにでもありそうなオフィスを舞台にしている点がとてもユニークです。最初に台本を読んだときの感想はいかがでしたか。

 最初は、同じような場面が何度も繰り返されるので、どう演じたらいいのか分かりませんでした。ただ、監督から説明を受けながら撮影を進めていく中で、少しずつ違いが見えてきて、だんだんと「なるほど」と理解していった感じです。

-竹林亮監督は『恋はデジャ・ブ』(93)や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)といった“タイムループもの”の映画を参考にしたそうですが、それらの作品は事前に見ましたか。

 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は、昔見たことがありましたが、内容を完全に忘れていました。ただ、それに引っ張られるのも嫌だったので、今回は、あえて見ることはしませんでした。

-吉川を演じる上で心掛けたことは?

 「円井に戻らない」です(笑)。私はバチバチの関西人で、めっちゃお調子者で、吉川とは全然違うタイプなので、「円井」が出たら“終わり”だと思って(笑)。生真面目で上昇志向、仕事人間だけど、ちょっと他人を見下していて、一人でなんでもやろうとする…。そういう“吉川的な要素”を忘れず、よろいをかぶり続けようと。監督が、「『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(16)の石原さとみさん」というイメージを伝えてくださったので、それも参考にさせていただきました。

-完成した映画を見た感想は?

 よく分からなかったことが全部ふに落ちて、「すごい! めっちゃ面白い」と思いました。「傑作!」と言いたくなるほどで、すごくうれしかったです。撮影は、良くも悪くも「主演だから」と気負うことなく、みんなで一緒にやっていく中で、だんだんと一致団結していく感じもあって、先輩方にすごく助けてもらいました。だから、「携われてよかった」と心から思いました。

-特に気に入った点は?

 ちょっと洋画っぽい雰囲気で、テンポがすごくいいんです。音楽の使い方もすてきで。何より、キャラクターが全員立っているのが素晴らしいなと。

-おっしゃる通り、それぞれキャラが立っていて魅力的なので、出演者の皆さんの今後の活躍も楽しみになってきますね。

 そうなんです。だから、「この映画をきっかけに、皆さん活躍するんじゃないかな」って思いました。

-タイムループものに、単調な日々を繰り返す会社員の切なさが投影されていることもこの作品の特徴なので、その点に共感する人も多そうです。

 私は会社勤めをしたことがないので、そういう感覚は分からないんですけど、人とのつながりや思いやりの心、「人間は一人では生きていけない」ということを描いているところが、すごく好きで。一人一人の人間性もきちんと描かれていて、本当の吉川はこういう人で、永久部長(マキタスポーツ)はこういう人で、というものがちゃんと見えてくる。そこもすごくいいんです。

-この作品の本質を突いた話ですね。ところで、この物語は、ある人物の「長年の夢」が大きな鍵になりますが、そんなふうにいつまでも夢を持ち続けることについては、どう思いますか。

 私は「年齢に関係なく、夢を追い掛けていきたい」というタイプなので、どんどんチャレンジしたらいいと思います。たとえ、おじいちゃんやおばあちゃんでも、「今から何かやりたい!」と言えば応援しますし。

 
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