円井わん「海外進出することが夢」新進気鋭の若手俳優が新感覚のタイムループ映画で主人公を好演 【インタビュー】

2022年10月12日 / 07:00

-「夢」に関連して、円井さんが役者をやっていることについて、ご両親はどんなふうに受け止めていますか。

 私の親は普通の会社員なので、こういう仕事があまり分からないらしく、最初はすごく反対されました。でも、ここ1年ぐらいで「頑張って」と応援してくれるようになりました。

-映画初出演から5年、24歳で主演映画2作目というのは素晴らしい実績ですし、これからさらに活躍されることと思います。今後出演してみたい作品はありますか。

 戦争映画に出てみたいと、ずっと思っているんです。昔から“戦争もの”に関心があり、幼い頃から『ひろしまのピカ』という原爆を題材にした絵本を読んだり、戦争映画やテレビドラをよく見たりしていました。小3の頃にはおばあちゃんやおじいちゃんに、「当時はどんな感じだったの?」みたいなことも取材していましたし。忘れてはいけないことですし、この仕事を始めてから、より「語り継いでいかなきゃ」という思いが強くなりました。

-好きな戦争映画は?

 クリント・イーストウッド監督の『硫黄島二部作』(『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』06)も印象に残っていますし、『プライベート・ライアン』(98/スティーブン・スピルバーグ監督)は何度も見ました。最近では、Netflixの『最初に父が殺された』(17/アンジェリーナ・ジョリー監督)というカンボジアの内戦を題材にした作品がすごく衝撃的で。

-戦争映画への関心の高さがよく分かりました。出演が実現するといいですね。それでは最後に、役者として今後の目標を教えてください。

 海外進出することが夢です。アジアでもアメリカでも、可能性があればどこでもチャレンジしたいです。そのために、今は英語と韓国語を勉強中で、最終的には5カ国語を話せるようになることが目標です。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)CHOCOLATE Inc.

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山里亮太「長年の“したたかさ”が生きました(笑)」 三宅健太「山里さんには悔しさすら覚えます(笑)」STUDIO4℃の最新アニメ『ChaO』に声の出演【インタビュー】

映画2025年8月15日

-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む

ウィリアム・ユーバンク監督「基本的には娯楽作品として楽しかったり、スリリングだったり、怖かったりというところを目指しました」『ランド・オブ・バッド』【インタビュー】

映画2025年8月14日

-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。  2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(1)“たまたま”が導いた講談の道

舞台・ミュージカル2025年8月14日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは  日本の伝 … 続きを読む

原嘉孝×いとうあさこ、timelesz加入後初の舞台主演に「timeleszを背負っています」 舞台「ドラマプランニング」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月11日

-本作はドラマ制作の現場が舞台の物語で、いとうさんはドラマ主演俳優の癖のあるマネジャー役です。 いとう 役者さんのマネジャーさんについて正直知らないこともありますが、ある意味役者をよく見せたい、役者の魅力を伝えたいという芯は想像できます。た … 続きを読む

【映画コラム】新旧のSFアクション映画の魅力が詰まった『ジュラシック・ワールド/復活の大地』

映画2025年8月10日

 また、ジョン・ウィリアムズ作曲のオリジナルテーマ曲の流用は、先に公開された『スーパーマン』同様絶大な効果があり、恐怖とユーモアの同居は、スピルバーグが得意とする演出法だ。  また、「以前から、フィルムで撮影し、自然な映画的な質感を表現した … 続きを読む

Willfriends

page top