エンターテインメント・ウェブマガジン
石井 (伊藤は)19歳とは思えない大人っぽさがあるなと思います。大人数のグループで活動しているからこそ、どこにいても埋もれない“個”を持っていて、しっかりと自分の意見も持っている。ワークショップ(稽古前に行われた事前稽古)でも、果敢に挑戦していく姿を見てカッコいいなと思いましたし、たくさん刺激をもらいました。
伊藤 石井さんは、ワークショップで演出家さんからの言葉を聞いてすごく深いところまで考えていらしたので、私にはないところを持っていることをすごく感じました。私は考えるよりも行動するタイプで、すぐに体を動かしてしまうのですが、石井さんはじっくりと考えて、自分の中でそしゃくされていたので、そういうところに憧れます。
伊藤 やはり乃木坂46との出会いだと思います。私は、もともと乃木坂の大ファンで、アイドルになりたいというよりは「乃木坂になりたい」という思いでオーディションを受けたので、オーディションに受かったことで人生が180度変わりました。何もなかった沖縄の中学生が、上京してたくさんのことを経験させていただきました。その中でお芝居にも出会い、今、こうしてこの作品にも出演することができるようになった。乃木坂がなければなかったことだと思います。
石井 私は、16年に出演したドラマ「仰げば尊し」で先生を演じていた寺尾聰さんと出会ったことで、お芝居への思いが大きく変わりました。撮影中も、たくさんお話をさせていただき、お芝居についての大切なことを教えていただきました。そのときに、寺尾さんから「気持ちの流れを分かった上でお芝居をすれば、おまえはもう問題ない」という言葉を頂き、それからは「気持ちの流れ」を自分の中の教訓にして、お芝居に臨んでいます。私にとって芸能界のお父さんのような存在です。今でも連絡を取り合っていて、私が真っすぐに歩いているかを見てくださっています。
石井 子どもたちのパワーが詰まった作品です。大人になった今、私たちが忘れてしまったものに気付くきっかけにもなると思います。私自身は初めてのミュージカルになるので、誠心誠意、自分のできる全てを出して、楽しみながら皆さんにお届けできたらと思います。
伊藤 お子さんには、この先の人生でふと立ち止まったときに、「自分を信じればいいんだ」と思い出してもらえる作品になればいいなと思いますし、大人の方たちには忘れてしまった子どもの頃の感情を思い出していただけたらと思います。今回は、全国各地で公演を行わせていただくので、行った先々で笑顔の輪ができたらいいなと思います。そのためにも頑張ってショウくんを演じていきたいです。
(取材・文・写真/嶋田真己)
日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022 NHKみんなのうた ミュージカル「リトル・ゾンビガール」は、8月20日~28日に都内・日生劇場ほかで上演。
公式サイト https://zombiegirl.nissaytheatre.or.jp
映画2025年8月15日
-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む
映画2025年8月14日
-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。 2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは 日本の伝 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月11日
-本作はドラマ制作の現場が舞台の物語で、いとうさんはドラマ主演俳優の癖のあるマネジャー役です。 いとう 役者さんのマネジャーさんについて正直知らないこともありますが、ある意味役者をよく見せたい、役者の魅力を伝えたいという芯は想像できます。た … 続きを読む
映画2025年8月10日
また、ジョン・ウィリアムズ作曲のオリジナルテーマ曲の流用は、先に公開された『スーパーマン』同様絶大な効果があり、恐怖とユーモアの同居は、スピルバーグが得意とする演出法だ。 また、「以前から、フィルムで撮影し、自然な映画的な質感を表現した … 続きを読む