【インタビュー】NHK 夜ドラ「卒業タイムリミット」 主人公の高校生を演じる井上祐貴「芯の強さ、目の強さを意識しました」

2022年4月3日 / 08:00

-それぞれが、闇を抱えているような描写もありましたが、「この人、実はこんな人だったの?」と、驚くような展開もあるのでしょうか。

 どうでしょう(笑)? あるかもしれないって思いながら見ていただきたいです。僕も1週目を見たときに、そういう要素が散りばめられているなと感じました。僕はもちろん、今後の展開を知っているので、映像を見ながら「ああ、これがああなるんだ」って、改めてつながる瞬間もあったので、そういう目線でも楽しんでほしいです。

-序盤、黒川は一人で物事を解決しようとするタイプに見えましたが、井上さん自身は困ったことが起こると、自分一人で対処するタイプですか。それとも周りを頼りますか。

 「まず自分でやろう」という思考になっちゃうような気がします。内容にもよると思いますが、絶対に無理なことは一人ではしません。でも基本的にはまずは自分で、何とかできないかっていうふうに考えますね。

-プライベートでの悩みなどは、あまり友人に相談したりはしない?

 そうですね。話しても、結局決めるのは自分だしなあって思うと…。聞く方が多いです。聞くのが好きなんです。人の相談をよく受けるというよりは、たわいもない会話をしていて、気付いたら(自分が)聞いているなあということは多いです。

-監督から演出の上でここを意識してほしいと言われたことはありますか。

 いっぱいあります。常に言われてずっと軸として意識していることは、「命が懸かっている話なので、緊迫感を大切にして」ということ。その緊迫感の中で、一番先頭を切って事件の真相、真犯人に近付こうとする黒川がいる。だから、芯の強さ、目の強さは意識しました。黒川が“ここはやるぞ”って決めているシーンだったら、「今からこいつは絶対に何かをしようとしているんだな」というのが目で伝わるように。とにかく「緊迫感が少しでも緩まないように」ということは最初に言われたので、ずっと意識しながら演じています。

(取材・文/山中京子)

夜ドラ「卒業タイムリミット」のワンシーン (C)NHK

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

堤真一「自分なりの演じ方」で描き出す 濵田崇裕、ローマは「僕が出会ったことがない人間」 「グレンギャリー・グレンロス」で初共演【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月10日

-そうした役柄に共感するところはありますか。 濵田 ローマは、二幕になると、途端に本性が見えてきて、それまで隠していたものがあることが分かるので、どれが本当のローマなんだろうかと思います。なので、共感は難しいですが、これまで僕が出会ったこと … 続きを読む

戸田菜穂「スッとあの時代に入っていけるような空気がありました」名作漫画の実写映画化で、昭和の母を好演『遥かな町へ』【インタビュー】

映画2026年10月9日

-戸田さんが当時の生活に引かれる理由は何でしょうか。  昔から、向田邦子さん(「寺内貫太郎一家」、「阿修羅のごとく」などを手掛けた昭和の脚本家、小説家)の作品や、そこ描かれている戦後昭和の生活スタイルが好きだったんです。世の中は今よりもずっ … 続きを読む

【映画コラム】9月の公開映画から

映画2026年10月8日

「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」(11日公開)★★★ 戦争が残した加害と被害の記憶  ベトナム戦争に従軍した元海兵隊員アレン・ネルソン(ロドニー・ヒックス)は、帰国後も戦場の記憶に苦しみ続ける。だが、自らの戦争体験を人前で語り始 … 続きを読む

伊原六花「七五三掛さんが一緒で心強い」七五三掛龍也「伊原さんはオールマイティーな方」痛快リベンジ・エンターテインメントで共演「小麦とバターと復讐と」【インタビュー】

ドラマ2026年10月7日

 10月7日(水)よる11時からカンテレ・フジテレビ系全国ネット「水ドラ★イレブン」枠で、新ドラマ「小麦とバターと復讐と」がスタートする。  夫と助手に裏切られ、命を落としたパン職人の野崎ミチルが、2年前にタイムリープし、過去をやり直しなが … 続きを読む

川口春奈、高杉真宙「自分や家族、周りの人たちを大事にしようと思うきっかけになったらうれしいです」『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』【インタビュー】

映画2026年10月1日

-実在の人物を演じる難しさは感じましたか。 川口 彼女が残した日記や言葉、映像も少なからずありましたが、自分なりの解釈はせず、監督を信じて飛び込んでみるという感じでした。本当に一つずつ模索しながら作っていったという感覚でした。 高杉 こうい … 続きを読む

page top