【インタビュー】映画『ツーアウトフルベース』阿部顕嵐「自分の幅を広げるチャンスだと思いました」長編映画初主演でドラッグに溺れる青年役

2022年3月24日 / 08:00

-ところで、イチはバンド活動を夢見ているという設定ですが、阿部さんは音楽活動についてどんな思いがありますか。

 ステージで歌って踊ることが音楽活動といえるのかは分かりませんが、今、バンド活動もスタートして僕もギターを始めたので、音楽をかじっている…ぐらいだと思いますが、音楽は奥が深いということを改めて感じています。まだまだ経験は浅いですが、音楽をかじって、演技もかじって、ダンスも歌もかじっている僕からすると、それらは全部つながっていると感じています。演技にも“音”は重要で、音楽で表すことができるし、ダンスも音楽だなと感じます。

-映像作品だから、舞台だから、グループでステージに立つから、というような垣根はあまり感じずに、全てがつながっている感覚なんですね。

 そうですね、垣根は感じていません。ただ、舞台ならば観客の視線を移動させるために手を動かして表現したり、自分で「カット割り」をすることは意識しています。逆に、映像ではカット割りが決まっているから、その中で遊ぶことを考えます。そういった見せ方や体の使い方は、表現者として一番大事だと思うのでメディアによって変えますが、自分の気持ちはどのメディアでも変わりません。

-改めて、本作の公開を楽しみにしている人たちにメッセージを。

 テンポがいいので、スカッとしたいときに何も考えずに見られる作品になっていると思います。刺激をもらえたり、元気になれたり、何か一つでもこの作品を見ることで感じていただけることがあれば僕は本望です。ぜひ、ご覧ください。

(取材・文・写真/嶋田真己)

(C)2022「ツーアウトフルベース」製作委員会

 

 

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