【インタビュー】舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花 歌仙兼定役・和田琢磨「自分自身も『科白劇』と何が違うんだろうかと感じることが楽しみ」

2022年3月3日 / 08:00

-歌仙兼定を演じる上で意識していることは?

 ゲームが原案の舞台作品ではありますが、ゲームの歌仙兼定より私の方が、もはやせりふをいっぱいしゃべっていると思うんです(笑)。もちろんゲームのキャラクターは意識しながらですが、見えないところで、いかに歌仙兼定としての立ち居振る舞いをするかに、ものすごく気をつけています。ゲームで描かれていないところを、歌仙兼定だったらどう動くか、何を言うかというのは、脚本・演出の末満(健一)さんが台本を書かれるので、しっかりと台本と向き合いながら、どういう語気で言うかなどを、心にとどめています。

-歌仙兼定にちなんで、最近、「風流だねえ」と感じていることはありますか。

 私みたいな仕事だと、お花を頂くことが多いのですが、30代になってからは花瓶に入れて飾ると気分がよくなるなと感じるようになったので、花瓶をいっぱいそろえて花を挿すようになりました。友達が陶芸をやっているので、先日もその人から1本買って花を挿したりしていて、これぞまさに風流じゃないかと感じています(笑)。

-歌仙兼定といえば、新作3Dアクションゲーム『刀剣乱舞無双』にも登場しますね。

 「綺伝」と同じく隊長に選んでいただいていますし、体験版がダウンロード開始になったのでプレーしました。(※インタビューは2月上旬に実施)。

-私も歌仙兼定を選んでプレーしました。

 ありがとうございます(笑)。ゲーム画面を通して、実際に目の前で刀剣男士が動くというのは、とてつもなくうれしいことだと思います。殺陣も参考にしたいと思っているんですが、「刀剣乱舞無双」の歌仙兼定のように、あそこまでキレキレに動けたら、さらに素晴らしい舞台を作ることができると思うので、『刀剣乱舞無双』も参考にしつつ、舞台の生のよさを出していきたいです。

(取材・文・写真/櫻井宏充)

舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花 (C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会 (C)2015 EXNOA LLC/Nitroplus

 舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花は、3月19日~4月3日に都内・明治座、4月22日~24日に福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール、4月30日~5月15日に大阪・新歌舞伎座で上演。
公式サイト https://stage-toukenranbu.jp

 

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