【インタビュー】「連続ドラマW いりびと-異邦人-」高畑充希「分かったと思って演じてはいけないんじゃないか」難しく不思議な役に挑戦

2021年11月26日 / 08:05

-美術館での撮影シーンもありましたが、絵画鑑賞は好きなんですか。

 美術館に行くようになったのは、ここ数年です。現代アートを見ることが多いんですが、現代アートには「こう見なければいけない」というものがないように思うので、自分で勝手にそしゃくして、そのときの感情で感じ取れるのが楽しいです。すごく衝撃を受けるときもあれば、何も感じられない日もあって…。心に余裕があるときはすごくすてきな時間になるなと思います。

-高畑さんにとってアート=芸術とは? 俳優の仕事も、芸術作品に携わる仕事だと思いますが。

 (俳優は)すごく芸術的な部分と大衆的な、いわゆるエンタメの間にいる気がします。私自身も、少し前までは芸術性の強いものに興味がありましたし、憧れもあったのですが、コロナ禍になってからはエンタメの大切さに改めて気付いた気がします。皆がひと時でも楽しめる作品ってやっぱりいいな、と。心に余裕がないと、芸術性の高い作品はあまり見てもらえないと思うんです。ですが、もちろん絶対に残っていってほしいものですし、きっとまたみんなに余裕が生まれて、芸術を深く感じられるときもやってくると思うのですが、今現在は、芸術性や作品性を追求した作品よりも、エンタメに携われたらいいなと思っています。

-放送を楽しみにしている人たちにメッセージを。

 すごくゆっくりと見られる作品だと思います。人間って滑稽だなと面白がりながら、でもちょっとヒヤヒヤしながら見ていただけたらうれしいです。

(取材・文/嶋田真己)

「連続ドラマW -いりびと‐異邦人-」

 「連続ドラマW いりびと‐異邦人‐」は、11月28日から毎週日曜午後10時に、WOWOWプライムで放送スタート、第1話放送終了後、WOWOWオンデマンドで配信スタート。

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

相葉雅紀「チームメイトの障がい者の皆さんから、ものすごい熱量を感じました」黒島結菜「相葉さんは本物の野球チームの監督のようでした」実際の障がい者たちとも作り上げた奇跡の物語『4アウト ─もう一度、プレイボール─』【インタビュー】

映画2026年11月3日

-お話を伺っていると、参加した皆さんが一丸となって作り上げたすてきな現場だったことが感じられます。 相葉 原作・脚本の平山讓さんは、取材から含めて30年くらいこの作品と向き合っていますし、稲垣(壮洋)監督も何年もの時間をこの作品に費やしてい … 続きを読む

山崎育三郎「一番、自分に近い存在」 ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が伝える「解釈力」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月31日

-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。  僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む

【映画コラム】10月の公開映画から

映画2026年10月31日

「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える  巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む

横浜流星に「流星をよろしく」の声続々 『国宝』脚本家・奥寺佐渡子が「LOST10」で感じた愛される人柄【インタビュー】

ドラマ2026年10月30日

-小駒と直の掛け合いで工夫したことはありますか。  小駒と直は年齢も職業も育ちも違い、仲良くなれる要素も、バディになれる要素も全くないと思ったので、まず2人の共通点を考えました。刑事も保険調査員も、被害者や遺族が一日でも早く安心できるように … 続きを読む

page top