エンターテインメント・ウェブマガジン
美術館に行くようになったのは、ここ数年です。現代アートを見ることが多いんですが、現代アートには「こう見なければいけない」というものがないように思うので、自分で勝手にそしゃくして、そのときの感情で感じ取れるのが楽しいです。すごく衝撃を受けるときもあれば、何も感じられない日もあって…。心に余裕があるときはすごくすてきな時間になるなと思います。
(俳優は)すごく芸術的な部分と大衆的な、いわゆるエンタメの間にいる気がします。私自身も、少し前までは芸術性の強いものに興味がありましたし、憧れもあったのですが、コロナ禍になってからはエンタメの大切さに改めて気付いた気がします。皆がひと時でも楽しめる作品ってやっぱりいいな、と。心に余裕がないと、芸術性の高い作品はあまり見てもらえないと思うんです。ですが、もちろん絶対に残っていってほしいものですし、きっとまたみんなに余裕が生まれて、芸術を深く感じられるときもやってくると思うのですが、今現在は、芸術性や作品性を追求した作品よりも、エンタメに携われたらいいなと思っています。
すごくゆっくりと見られる作品だと思います。人間って滑稽だなと面白がりながら、でもちょっとヒヤヒヤしながら見ていただけたらうれしいです。
(取材・文/嶋田真己)
「連続ドラマW いりびと‐異邦人‐」は、11月28日から毎週日曜午後10時に、WOWOWプライムで放送スタート、第1話放送終了後、WOWOWオンデマンドで配信スタート。
舞台・ミュージカル2025年12月13日
稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む
映画2025年12月12日
-パーシーのように、与えられた仕事を楽しくやるコツがあれば教えください。 仕事があることが幸せ。シンプルにそういう意識を持ってやっています。僕もミュージシャンを目指していろいろとやっていましたが、思うように行かなくて。でも、音楽に対する情 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月10日
-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む
ドラマ2025年12月8日
-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む