【インタビュー】舞台「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」のん 宮藤官九郎と8年半ぶりのタッグ「宮藤さんは小学生のような天才」

2021年7月27日 / 08:00

-本作では、歌とダンスも披露するそうですね。

 まだどんな振りになるのか、これからという感じなので、待っているところです。ですけど、現段階で出来上がっている曲だけでも本当にすてきなので、この曲で踊るとしたらどんな風になるんだろうと想像するだけで、いろんな風に考えられてワクワクしています。本読みのときは、台本の中に歌詞が記載されていて、曲の場所やせりふとの絡みなどが書かれてあったので、こういう風に曲が絡んでくるんだという感じではあるんですけど、どこをどう踊るのかというのは未知の領域です!

-のんさんにとって宮藤さんとはどんな存在ですか。

 自分がたくさんの人に見ていただけるきっかけになった作品で、すごい脚本を書いていただいたので、大きな存在というのはあります。本読みのときにも感じたんですけど、宮藤さんは小学生のような天才だなと感じました。尊敬の念を込めてです(笑)。小学生の頃って、皆発想が柔らかくて面白いと思うんですけど、宮藤さんはそんな小学生がそのまま大人になったというような感じで、そこがめちゃくちゃすてきで憧れます。

-最後にメッセージをお願いします。

 自由に生きていこう!と思えるような、エネルギーに満ちた舞台です。全員がぶっ飛んでいて、まともな人が1人もいない(笑)。見ていただけたら必ず元気が出る舞台ですので、気楽にお越しいただけたらと思います。

(取材・文・写真/櫻井宏充)

大パルコ人4 マジロックオペラ「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」

 大パルコ人4 マジロックオペラ「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」は、8月9日〜31日、都内・PARCO劇場ほか、大阪、宮城で上演。

公式サイト https://stage.parco.jp/program/majirock/

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

前田旺志郎「世の中に関心を持つ大切さに気付いた」窪塚愛流「止まっていた時間が動き出した」初共演の2人が福島原発事故を題材にした映画で感じたこと『こんな事があった』【インタビュー】

映画2025年9月16日

-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(3)無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力

舞台・ミュージカル2025年9月12日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む

北村匠海 連続テレビ小説「あんぱん」は「とても大きな財産になりました」【インタビュー】

ドラマ2025年9月12日

-小学生の頃、絵画教室に通われていたそうですが、演じる上で役立った部分はありますか。  僕は子どもの頃から、絵画教室に通ったり、自宅では粘土で架空のモンスターを作ったりしていました。そういう創作を楽しむ部分は、嵩に通じるものがありました。前 … 続きを読む

中山優馬「僕にとっての“希望”」 舞台「大誘拐」~四人で大スペクタクル~の再始動で見せるきらめき【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年9月11日

-なるほど。そうして前に進んだ先に、どんな未来をイメージしていますか。  先のことはあまり考えていないです。友達たちが家を建てたり、子どもが生まれたりしているのを見ると、そうした未来を自分が持ったらどうなるんだろうなと考えることはありますが … 続きを読む

Willfriends

page top