エンターテインメント・ウェブマガジン
演劇の本場・イギリス発の大ヒットミュージカル「ジェイミー」が、8月8日から上演される。本作は、英BBCで放送されたドキュメンタリーに基づいた、16歳の高校生ジェイミー・ニューの物語。ドラァグクイーンになることを夢見た少年が、周囲の反対や、多くの困難を乗り越えながら自分らしさを貫く姿を描く。主人公ジェイミーをダブルキャストで演じる森崎ウィンと高橋颯に、役柄への思いや公演への意気込みを聞いた。
森崎 役者として、チャレンジすべき作品に出演できることがうれしかったです。この作品が持つメッセージは、今の時代に生きる僕たちでしか伝えられないものでもあると思うので、もちろん責任感も感じていますが、何はともあれミュージカルに出演できるというのは喜びが大きかったです。
高橋 僕はまだ、ミュージカルが二度目なので、(共演の)名だたる俳優さんの名前を拝見して、この中で主演をやるんだというプレッシャーもありましたが、同時にすごくうれしかったです。ウィンさんとダブルキャストということで、2人でジェイミーを作っていけることがすごく楽しみでもあります。
森崎 それもありますが、「ウエスト・サイド・ストーリー」に出演して、改めてミュージカルにもっと出演したい、もっと触れてみたいという気持ちが強くなったんだと思います。しかも、このご時世に生で何かを届けられるというのはすごくありがたいことです。僕はアーティスト活動もしていますが、ライブではその瞬間にしか生まれないものがあって、それを届けることが好きなんです。ミュージカルも同じように、生でその特別な瞬間を届けられるものだと思うので、それができることをすごくうれしく思っています。
高橋 「デスノート THE MUSICAL」では、たくさんのことを学ばせていただきました。自分がどれだけ恵まれているかを実感しましたし、いろいろなことを経験させていただきました。その恩返しをするためにも、一つ一つ大事に積み上げて作り上げていきたいと思います。
森崎 ジェイミーの自分らしく生きる姿は憧れでもありますが、それは彼がいろいろなものを乗り越えてきたからこその姿だと思いました。僕自身もアーティストとして、一人のエンターテイナーとして、そして一人の人間として、自分らしく生きる勇気をもらいました。
高橋 「ありのままでいい」ということを伝えているすてきな作品だと感じました。僕からみると、ジェイミーも十分ありのままに生きているように見えますが、そのジェイミーも葛藤したり、悩んだりしている。僕は、自分の殻に閉じこもってしまうところがあるので、そんなことをしている場合じゃない、きちんと向き合っていくべきだと思いました。
森崎 もちろんこの作品は、ジェイミー自身のジェンダー観を描いている作品ではありますし、LGBTQがベーシックにはありますが、僕自身は、ゲイだから、ドラァグクイーンだからこうしようというわけではなく、一人の人間が葛藤していく姿を演じていけたらいいなと思っています。
高橋 僕はまだ芝居の経験が少ないこともあるので、前回出させていただいた「デスノートTHE MUSICAL」では、演出の栗山民也さんの言葉をそのまま受け止めることを大切にしていました。今回も、もちろん自分で準備していくことも必要だとは思いますが、演出のジェフリー・ペイジさんの言葉をしっかり受け止めていきたいと思います。その上で、ジェイミーが抱える悩みや思いが溶けて再生していく中でのドロドロとした感情や情念も大事に演じられたらいいなと思います。
高橋 僕、夢を語ると泣いちゃうんですよ。だから、言えません(笑)。夢について語るのは、一番、自分に素直にならなくてはいけないし、それをうそなく伝えるのは怖いという思いもあって…なので、夢を語れるようになるのが僕の夢です。
ドラマ2026年1月1日
1月4日からスタートする2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。(NHK総合 夜8:00~ほか ※初回15分拡大版)。主人公は豊臣秀長。戦国時代ど真ん中、強い絆で天下統一の偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く夢と希望の下剋上サクセスストーリ … 続きを読む
映画2025年12月31日
自然体の魅力で今年もお正月の主役 もはや新年早々の風物詩になりつつある。ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画のことだ。24年は『エクスペンダブルズ ニューブラッド』、2025年は『ビーキーパー』、そして今年26年は1月2日から『ワー … 続きを読む
映画2025年12月30日
2026年1月1日全国公開となる『迷宮のしおり』は、「マクロス」、「アクエリオン」シリーズなどで知られる河森正治監督初のオリジナル長編アニメーションだ。 引っ込み思案な女子高生・前澤栞(声:SUZUKA(新しい学校のリーダーズ))は、親 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月29日
映画『うちの弟どもがすみません』やドラマ『リベンジ・スパイ』など、数々の映画やドラマ、舞台で活躍する織山尚大の3年ぶりの主演舞台となる「エクウス」が1月29日から上演される。本作は、実際に起きた事件を基に描かれた、ピーター・シェーファーに … 続きを読む
映画2025年12月28日
今回は、筆者の独断と偏見による「2025年公開映画ベストテン」を発表し、今年を締めくくりたいと思う。 【外国映画】 2025年公開の外国映画を振り返った時に、今年の米アカデミー賞での受賞作は最近の映画界の傾向を象徴するようで興味深いもの … 続きを読む