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先日、僕が別の番組の収録でNHKに来たとき、武士の姿をした吉沢くんに偶然会ったのですが、それがもう美しくて、りりしくて…。涙が出そうでした。いや、実はちょっと出ていたんですけど(笑)。久しぶりに会えた喜びと、役と本人が時間をかけて重なり合って生きていることを、心から感じられた瞬間でした。「長七郎と栄一は、もはや全く違うところで生きている」と肌で実感できたことが、これから撮影していく上での力になると思います。離れていても心の奥底でお互いを信頼し、思い合って演じている。それが、物語に深みと奥行きを与えてくれるのではないでしょうか。
命を懸けて仲間と向き合うその姿は、尾高長七郎自身の魂が時を超え、未来に向かう私たちに向けたメッセージにもなるはずです。この作品は単なる歴史ドラマではなく、今を生きるわれわれにとって大いなる勇気を与えてくれる貴重な作品だと思います。視聴者の方々に彼らの思いが届くことを切に願っています。
(取材・文/井上健一)
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