【インタビュー】映画『種まく旅人~華蓮のかがやき~』栗山千明「大変なこともあるかもしれないけど、きっと楽しいはずと思いながら撮影に挑みました」

2021年4月1日 / 12:00

-映画を通して、農業のイメージは変わりましたか。

 イメージが変わったというよりは、知ることが多かった作品でした。どのようになっているかも分からない野菜もたくさんあるじゃないですか。どうやって作られて、どうやって自分の手元に届いているのかを認識する機会にもなりました。

-農業の魅力はどこにあると思いますか。

 自分で作ったものを食べられるということが、魅力のひとつだと思います。もちろん、ご苦労もあると思いますし、最初から全てがうまくいくわけではないと思いますが、出来上がったものは、自分たちの血となり肉となる。たくさんの人が絶対に必要としているものを作るというのは、やりがいになるんじゃないかなと思います。

-改めて、本作の見どころを教えてください。

 農業についてだけでなく、人間関係もきちんと描かれていて、そこも見どころの一つとなっています。純粋にストーリーを楽しんでいただきながら、金沢に行ってみたいなとか、加賀れんこんを食べてみたいなと感じていただけたら、ご協力いただいた金沢の方々にも恩返しになるかなと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

(C)2020 KSCエンターテイメント

 映画『種まく旅人~華蓮のかがやき~』は、3月26日から石川県先行公開、4月2日から全国順次公開。
公式サイト https://tanemaku-tabibito.jp

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